「コンサルはなぜ給料が高いの?」、「若くても稼げるってホント?」
30歳で年収1000万円に達する人もいるなど、一般的にコンサルの平均年収は高いです。

しかし、コンサルはなぜ稼げるのか?
本記事では、コンサルが稼げる理由や、年代・役職別の年収実態について解説します。

参考:中途でコンサルは辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】
コンサルの給料が高い理由3つ
コンサルの給料が高い理由は主に以下3点です。
- 案件の単価が高い
- 利益率が高い
- 高い知識とスキルが求められる
コンサルのビジネスモデルが分かれば、給料が高い理由も頷けます。
それぞれ解説します。
①案件の単価が高い
理由は、経営判断や抜本的な業務改善など、会社に大きな影響を与える重要なプロジェクトが多いためです。
また、「1時間あたり〇〇円」というような時間単価ではなく、提供する価値に基づいて単価が決まることもあります。

単価は会社によっても異なります。
例えばフリーランスのコンサルタントであれば、月に100~150万円が報酬の相場とも言われています。
コンサル会社の場合は、各社のブランドやその他費用が加わるため、さらに高額の報酬となります。
②利益率が高い
コンサルというビジネスの利益率が高いことも給料が高くなる理由です。
例えば、メーカーであれば製品を作るために必要な材料費や設備費がかかります。
必要となるのはオフィスの賃料やパソコンなど、どの企業でも必要となる最低限のコストのみです。
他のビジネスと比べても利益率が高い分、社員の給料に還元しやすいのです。
③高い知識とスキルが求められる
コンサルには、顧客の期待に応えるだけの高い知識とスキルが求められます。
顧客は、自身では解決できない難しい課題に直面した際にコンサルに発注します。
そのような課題を解決し、高い価値提供を行うことで初めて対価が得られるのです。
コンサル会社にとって人材は最も重要
コンサル会社にとって、人材の優秀さは他社との差別化要因になります。
顧客の期待を上回る成果が出せなければ、契約を切られたり他社に乗り換えられてしまうことも多い世界です。
そのため、どこのコンサル会社も優秀な人材を確保に力を入れています。
コンサルの給料・年収事情
コンサル業界における年代・役職別の年収について解説します。

年代・役職別の年収
転職者の割合が最も多い、総合系/ITコンサルの年収水準は以下の通りです。
年代・役職別の年収水準
役職 | 年齢 | コンサル経験 | ベース年収 | 業績賞与 |
コンサルタント | 22~30歳 | 0~3年 | 500万~700万円 | 固定給の10~20% |
シニアコンサルタント | 25~35歳 | 0~6年 | 700万~900万円 | 固定給の10~20% |
マネージャー | 28~40歳 | 2~10年 | 900万~1400万円 | 固定給の10~20% |
シニアマネージャー | 32~45歳 | 5~15年 | 1300万~1800万円 | 固定給の10~20% |
パートナー | 35歳以上 | 7年以上 | 2000万以上 | 業績次第 |
その後、1つの役職で3年ほど経験を積み、社内での面談を経て次の役職に昇格していくことが一般的な流れです。
なお、3年というのはあくまで平均的な期間です。
実力次第でより短期間での昇格もあり得ますし、なかなか仕事に慣れず、より時間がかかるケースもあります。

20代コンサルの年収水準
20代のコンサルの年収は、約500~800万円のレンジが一般的です。
「コンサルタント」の役職として働くケースが多く、プロジェクトメンバーの一員として自ら手を動かす役割になります。
具体的には、顧客の現場担当者とコミュニケーションを図りながら、顧客のニーズに合った成果物を作成するイメージ。
毎年の昇給額はそこまで高くありませんが、実力が認められれば周りよりも早く昇格できるケースもあります。
30代コンサルの年収水準
30代のコンサルの年収は、約800~1200万円のレンジが一般的です。
「シニアコンサルタント」の役職として働くケースが多く、主に顧客の責任者を相手にプロジェクトの管理を行うことが多いポジションです。
マネージャーから指示を受けながら、配下のメンバーを引っ張る役割が期待されます。
マネージャーは年収1000万円超え
実力が認められれば、30代でマネージャーに昇格するケースも少なくありません。
プレッシャーも大きくなりますが、その分やりがいや給料も大きいです。

給料が高いコンサル会社ランキング
給料が高いコンサル会社のランキングを見てみましょう。
ここでは、2023年時点における年収トップ10の日系コンサルティング会社をご紹介します。
日系コンサル会社 平均年収ランキング
会社名 | 平均年収 | 分類 |
野村総合研究所(NRI) | 1,232万円 | シンクタンク |
三菱総合研究所(MRI) | 1,113万円 | シンクタンク |
ベイカレントコンサルティング | 1,106万円 | 総合 |
ドリームインキュベータ | 1,086万円 | 戦略 |
経営共創基盤(IGPI) | 1,080万円 | 戦略 |
シンプレクス | 970万円 | IT |
クニエ | 949万円 | 総合 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 904万円 | シンクタンク |
日立コンサルティング | 829万円 | 総合 |
山田コンサルティング | 826万円 | 戦略 |
引用:キャリハイ転職

コンサルティング会社は、事業内容によって分類があります。
ぞれぞれの概要は以下になります。
総合 | あらゆる領域においてコンサルティングサービスを展開しており、多数のコンサルタントを抱える。一貫したサービス提供が可能であり、大規模プロジェクトが多いのが特徴。 |
シンクタンク | 政治や社会問題に関する研究・提言を行う。近年では、業務改善やITなどサービス領域を拡大している企業が多い。 |
戦略 | 企業戦略や事業戦略など、ビジネスの起点となるフェーズの支援を行う。少数精鋭のメンバーで戦略策定支援を行う傾向がある。 |
IT | ITを用いた構想や業務改善の支援を行う。計画立案だけでなく、実現に向けたプロジェクトマネジメントやシステム構築後支援まで幅広く事業を展開しているのが特徴。 |
外資系コンサルはさらに高年収
今回紹介したのは、あくまでも日系のコンサルティング会社です。
このほかにも、戦略系のマッキンゼー・アンド・カンパニーや総合系のアクセンチュアなど、外資系コンサルと呼ばれる海外発のコンサル会社が多く存在します。
ハードワークが求められる場合もありますが、高年収を狙いたい人はぜひ転職にチャレンジしてみましょう。
外資系コンサルへの転職については、以下の記事で解説しています。
参考:外資系に特化した転職エージェント3選【英語力を生かした転職】
未経験からコンサルになる方法【実体験】
完全未経験からコンサルに転職することは可能です。

具体的な方法について解説します。
コンサルへの転職活動
コンサルになるための転職活動の流れは、一般的な転職と基本的に同じです。
大まかな流れは、以下になります。
希望条件に合った会社を見つけたら、応募書類を送付し、面接を経て合格となります。
参考:【完全ガイド】転職活動の流れと受かるためのポイント【実績あり】
基礎スキル+前職の経験をアピール
コンサル業界は、他の業界と比べても、完全未経験の転職者を多く受け入れている業界と言えます。
これらのスキルは職種によらず、誰もが多かれ少なかれ有してます。
そのため、誰でもコンサルへの転職にチャレンジすることができるのです。
あとは営業やエンジニア経験など、前職で培った自分ならではのスキルをアピールすることができれば、受かる可能性がグッとアップします。
コンサル特化の転職エージェント
今の時代、転職するのであれば転職エージェントの活用は当たり前になりつつあります。
転職エージェントとは、企業選びから、書類・面接選考、最終的な企業との年収交渉まで、一連の転職活動をすべて無料でサポートしてくれるサービスです。
サポート内容のイメージは以下の通りです。
参考:【1万件の口コミを分析】AIが導いたNo.1転職エージェント
コンサル転職ならアクシスコンサルティング一択
僕自身は転職活動の際、CMでも有名なdodaを利用していました。
dodaも十分良かったのですが、今もう一度コンサル業界で転職するなら、「アクシスコンサルティング」を利用します。
アクシスコンサルティングは、コンサル業界への転職に特化した最大手サービスの1つです。
年収ランキングでも紹介した大手のコンサル会社と強いパイプを持っているため、転職の可能性をグッとアップすることができます。

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まとめ:コンサルの給料が高い理由は明確
本記事では、コンサルの給料が高い理由や、給料水準の実態について解説しました。
コンサルの給料が高い理由
- 案件の単価が高い
- 利益率が高い
- 高い知識とスキルが求められる
コンサルは、年々転職者が増えている人気の業界です。
スキルアップもしやすいため、キャリアアップを目指したい人はぜひ一度転職を考えてみましょう。
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