「コンサルに転職しても戦力になれるのかな」、「優秀なコンサルになる方法は?」
未経験コンサルに転職すると、業務内容や働き方の違いに戸惑ってしまう人も少なくありません。
なかなか成果が出せずに、そのまま再度転職してしまう人もいます。

本記事を読めば、中途でコンサルになった後に活躍する方法が理解できます。
参考:中途でコンサルは辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】
使えない中途コンサルにならない方法
使えない中途コンサルにならないためには、以下3つの取り組みを行いましょう。
- 学習する習慣を付ける
- 顧客ファーストの思考を持つ
- プライドを捨てる
特に未経験でコンサルに転職した人には、どれも必須の取り組みになります。
それぞれ詳細に解説します。
①学習する習慣を付ける
コンサルとして活躍するためには、日々学習する必要があります。
顧客の課題解決のため、常に最新の情報を頭に入れておくことが重要です。
顧客との会話が信頼を築く
学習の成果は、特に顧客との会話の中で実感できます。
顧客からは、日々プロジェクト外の内容も含め、様々な相談を受けます。
学習を通じて知識の幅を広げておくことで、様々な話題にスピーディーに対応でき、顧客からも信頼されます。
顧客との関係性を築くためにも、日常的な学習は欠かせないのです。
②顧客ファーストの思考を持つ
顧客のことを第一優先に考える「顧客ファースト」の考え方は重要です。
顧客ファーストとは、例えば以下のような行動を指します。
- 顧客から言われる前に行動する
- 顧客が気づいていない課題を発見し、伝える
- 会話の機会を増やし、不安を取り除く
上記はいずれも自分の仕事を増やすリスクもあります。
例えば、顧客内で対立関係が生じていたとします。
このようなときも見て見ぬふりをするのではなく、間を取り持つような行動を起こすことで、後々顧客から必ず感謝されます。
もちろん、コストに見合わない過剰なサービスにならないよう注意は必要です。
ただ、このような顧客に満足してもらうマインドを持つことが、コンサルとして成功する近道です。
③プライドを捨てる
実は重要なのが、プライドを捨てることです。
中途でコンサルになった人は、「自分には他の人にはない経験がある」といったプライドがあります。
ただ、コンサルタントとしては完全な新人。
知識もなければ、コンサルとしての働き方も分からないことだらけです。
周りに質問するのが成功のカギ
30代などある程度の年齢で転職した人は、自分よりも年齢が若い社員に質問するのが恥ずかしいと感じてしまうことがあります。
分からないことをそのままにして、何とか仕事を回してる雰囲気を出し、その場を取り繕う。
このような状態では成長もできませんし、当然良い結果も出ません。
使えない中途コンサルの特徴
一般的に以下のような人は使えないコンサルと言われてしまう傾向があります。
- 指示待ち人間
- コミュニケーションを避ける
- ゴールからの逆算思考ができない
①指示待ち人間
指示待ち人間になってしまうと、コンサルの仕事はできません。
コンサルの仕事は、あらかじめ決まっている定型業務が少ないのが特徴です。
顧客のニーズに合わせて、自ら課題を設定し、解決策を考える必要があります。

積極的な行動が重要
例えば、あなたがあるプロジェクトのメンバーだったとします。
プロジェクトリーダーは複数のプロジェクトのかけ持ちで忙しく、細かく指示を出してくれないかもしれません。
そのような時も以下のように積極的な行動が起こせる社員は重宝されます。
- 「お客さんから来ていた追加依頼、私が対応しますね」
- 「進捗確認の打合せをした方がいいと思うので調整しますね」
自ら発信していくことで、周りからの信頼を獲得することができます。
②コミュニケーションを避ける
コミュニケーションを避ける人は苦労します。
顧客との打合せ、プロジェクトメンバーとの議論など、コンサルの仕事はコミュニケーションが多い特徴があります。
チームプレーが基本となるため、周囲のメンバーとうまく連携しないと仕事が進みません。
コミュニケーションのきっかけを作る
人に話しかけるのが苦手な人は、コミュニケーションのきっかけを作るのが有効です。
具体的には、以下が挙げられます。
- 周りの社員のタイミングに合わせて出社する
- チャットで済まさずに電話する
- 一緒にランチに行く
近年テレワークの普及により、顔を合わせて会話する機会が減っています。
ただ周囲との関係が築けるまでは、そのような機会を積極的に作ることをおすすめします。
③ゴールからの逆算思考ができない
コンサルの仕事は、半年以内の短期プロジェクトが中心となることが多いです。
そのため、今日何をするかという短期的な視点で働いていると、あっという間にプロジェクトが終わってしまいます。

プロジェクトで達成すべきゴールを定めて、そのために必要なタスクに分解していくことが必要です。
初めは難しいかもしれませんが、コンサルとして必ず身に付けたい能力の1つです。
コンサルへの転職は後悔する?【メリットを紹介】
ここまで、使えないコンサルの特徴について解説してきました。

そのように思われたかもしれません。
やりがいがある
コンサルは他の仕事と比べても、やりがいがあります。
毎日決められた仕事をするのではなく、その時々で必要な仕事を自ら決めながら進めます。
例えば、新商品のアイデアを考えて欲しいという依頼を受けたとします。
様々な取り組み方が考えられますが、僕であれば以下のような方法を取るかと思います。
- ①世の中のトレンドの調査
- ②競合の調査
- ③依頼会社の関係者へのヒアリング調査
- ④新商品の検討、提案
このように進め方を1から考えて、取り組めるのがコンサル業務の醍醐味でもあります。

キャリアアップにつながる
コンサルとして働いた経験は、キャリアアップにつながります。
コンサルの仕事では、例えば以下のようなビジネススキルのレベルを高めることができます。
代表的なビジネススキル
- 論理的思考力
- 資料作成スキル
- プロジェクトマネジメントスキル
日々の業務や社内ミーティングにおいても、上司や先輩から論理的な考え方について指導を受けます。
またPowerPointやExcelを使った資料作成についても、構成や色使い、フォントサイズまで、細かなフィードバックを受けることでスキルアップに繋がります。

コンサルとして3年働けば、次の転職でも有利になります。
参考:コンサル転職の後悔パターン3選【中途コンサルの僕が解説】
まとめ:使えない中途コンサルにならない方法はある
本記事では転職を考えている人に向けて、使えないコンサルにならない方法を解説しました。
使えないコンサルにならない方法
- 学習する習慣を付ける
- 顧客ファーストの思考を持つ
- プライドを捨てる
コンサルは簡単ではありませんが、その分働きがいがある魅力的な職業です。
今の仕事にモヤモヤを感じている人は、ぜひ選択肢の1つにしてみてください。
一方で、世の中には「コンサルはやめとけ」という人も少なくありません。
その理由が気になる人は、以下の記事もご覧ください。
コメント