「頑張ってるのに仕事がうまくいかない」、「怒られるから出社したくない」、働いたことがある人なら誰しもこのような感情を抱いたことがあるかと思います。
特に20代〜30代にかけては、実力を付けている最中ですし、仕事の勘どころも定着しきっていないため、なおさらこのように感じる場面が多いでしょう。実際私もこの例に漏れず、新入社員の頃や転職してすぐの時期は、毎日悩んで仕事に行くのが辛かったものです。
コンサルという仕事柄多くの人と携わってきた中で、仕事がうまくいっている人とそうでない人の違いが分かってきました。私自身もその違いを意識して働くようになってから、少しずつ仕事がうまく回り始め、今では仕事が半分趣味のように楽しめるようになりました。
本記事では私の実体験と携わってきた多くの方の声を基にして、以下について解説したいと思います。
- 仕事がうまくいっている人とそうでない人の違い【図解】
- 仕事がうまくいかない人の改善方法
20代/30代で仕事がうまくいかない人の改善方法
20代の方は、上司に付いて仕事を行い、一部の作業について責任を負わされて働いているかと思います。30代になると責任の範囲も広くなりますが、完全な管理職になる一歩手前。上司と後輩のつなぎ役として苦労している方も多いのではないでしょうか。
年齢や役職などによって少しずつ環境は変わりますが、どの立場でも悩みは尽きません。毎日悩みすぎて働く自信がなくなってしまうこともあります。
仕事がうまくいくかいかないかは、この後述べるポジティブサイクル・ネガティブサイクルによって決まると私は考えています。
仕事がうまくいっている人とそうでない人の違い【図解】
ポジティブサイクルとネガティブサイクル
初めにポジティブサイクルとネガティブサイクルの概念図を紹介します。
ポジティブサイクル
ネガティブサイクル
仕事がうまくいかないと感じている人はネガティブサイクルに陥っていないでしょうか。具体的には以下のようなイメージです。
②「経験もないし、失敗して怒られたらどうしよう、、」とネガティブに考える。
③自信のなさから行動が起こせない、打ち合わせでも発言が少なくなる。
④結果仕事が遅れ、「まだ◯◯やってないの?なんで確認しないの?」と批判を受ける。
⑤更に自信がなくなる。
一度仕事で失敗するとそれがトラウマとなり、頭から離れなくなります。その結果、ネガティブサイクルにはまってしまい、延々と抜け出せなくなってしまうのです。
皆さんの会社で活躍している方は、前向きな発言が多く、率先して行動を起こしていないでしょうか?
そうです。活躍している人はポジティブサイクルの流れに乗っており、仕事をこなせばこなすほど自信と実力が付きます。そのため、どんどん成長して出世していくのです。
仕事がうまくいかない人の改善方法
ネガティブサイクルからの脱出
それではどうすればネガティブサイクルから抜け出し、ポジティブサイクルへと移ることができるのでしょうか。ネガティブサイクルの概念図を見れば答えがわかります。
ネガティブサイクルは、「どうせうまくいかない」と考えるネガティブシンキングからスタートします。なので、ここを改善してサイクルを断ち切るのがもっとも手っ取り早いのです。
具体的な実践内容
確かに自ら進んでネガティブになっている人はいないですし、すぐに変わることは簡単ではありません。ただコツコツと意識して取り組んでいくことで、ポジティブシンキングへと変わっていくことは可能です。
ポジティブシンキングに変わるために私が実際に実践していた方法は以下3点です。
- 得られるものを想像する
- どうしようもないことは割り切って諦める
- 最悪のケースを想像し、大丈夫なことを認識する
得られるものを想像する
例えば上司から急にプレゼンの依頼を受けたとしましょう。プレゼンは緊張しますし、不安に感じることもあるかと思います。ただここで重要なのは、自分が得られるものを想像し、そこにだけ意識を向けて取り組むことです。プレゼンをする場合、ぱっと思いつくだけでも以下のような得るものがあるでしょう。
- 資料作成能力・プレゼン能力
- 顧客の前で話す度胸
- (急な依頼を受けたことに対する)上司からの信頼
- ・・・
経験を増やして損することはありません。仮に失敗したとしても、失敗からしか得られない学びがあります。もちろん失敗するのは嫌ですし不安になりますが、その点については残り2つの方法で軽減することができます。
どうしようもないことは割り切って諦める
世の中には努力しても自分ではどうしようもないことがあります。例えば、以下のような事象を防ぐことはできるでしょうか。
- 予算削減によるプロジェクトの消滅
- コロナによる海外出張の中止
- 国のルール変更による事業の縮小
上記はスケールが大きな話ですが、より身近な業務の中でも、委託先のミスや部下の退職による人手不足など、自分ではどうしようもないことが発生するものです。
このような事象は悩むだけ時間の無駄です。初めから諦めて目の前の仕事に集中すること、また仮に発生してしまったとしても気にせず淡々と対応すべきです。
自分にとって重要なことにのみ集中することが、ポジティブな思考への近道となります。
最悪のケースを想像し、それでも大丈夫なことを確認する
仕事で悩み過ぎてしまう人は、「失敗したらこの世の終わり」かのように思い込んでしまっている場合があります。しかし本当にそうでしょうか?
上司や組織の役割は、社員が失敗した時に責任をとってサポートすることです。あなたが社長でない限り、あなたの失敗は必ず誰かしらが一緒に背負ってくれます。
仮にあなたが社運を賭けた一大プロジェクトを潰してしまったとしましょう。あなたは責任を感じて落ち込むでしょうし、周りからは冷たい目で見られるかもしれません。
今のご時世失敗したからって誰かから暴力を振るわれる訳でもありませんし、会社で居心地が悪くなったら転職という選択肢もあります。仮に転職がうまくいかなかったとしても失業手当がもらえますし、実家があればしばらくお世話になってもいいでしょう。また本当に最悪の最悪、生活保護で生きていくこともできます。
さすがにここまでいくことはないでしょうが、最悪のケースになったとしても実は案外生きていけるのです。そしてこのような発想を持つことで、過度なプレッシャーから自分を解放することできます。
まとめ
本記事では、仕事がうまくいっていないと感じている人が、ネガティブサイクルから抜け出し、活躍する方法を解説しました。私自身ポジティブサイクルに入ることで、仕事が格段に充実したものになったと感じています。
現在仕事に悩んでいて辛いという方も是非明日から少しずつネガティブサイクルからの脱出に取り組み、会社人生を明るいものにしていきましょう。
また本当にどうしようもなくなったときは、あまり気負わず、転職など他の手段も含めて柔軟に対応していけばよいと思います。
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