「テレワークになってから質問しづらい」、「相手にうっとおしく思われてるかも…」
オフィス勤務とテレワークでは、働き方が全く異なります。
テレワークだと相手の状況が分からないため、質問しづらいと感じる人が多いです。
自分の思い込みで仕事をしていると、後々大きなトラブルに繋がったり、作業が丸ごと無駄になることもあります。
僕自身もう何年もテレワーク環境で働いており、若手の育成にも携わってきました。
その中で分かってきた、テレワーク環境でも円滑に質問できるようになる方法について解説します。
また、テレワークに限らず「質問すること自体が苦手」という人は以下の記事も参考にしてみてください。
参考:【簡単】仕事で質問できない人が明日から始めるべき3つの行動
テレワークで質問しづらい人の3つの対策
早速ですが、結論です。
テレワークで質問しづらいという人は、明日から以下の3点を心がけてみてください。
- 質問前に相手の状況を確認
- コミュニケーション手段を使い分ける
- 相手に伝わりやすい質問の仕方
正直これだけで、悩みの9割は解決します。
実際僕は上記を実践し、上司や先輩も関係なく、毎日バンバン質問しまくっています。
質問しづらい原因と合わせて、具体的な実践方法を解説します。
テレワークで質問しづらい原因
そもそも、なぜテレワークだと質問しづらいのか、解説します。
質問しづらい根本原因は、以下の3点です。
- 相手の状況がわからない(忙しさ、機嫌 等)
- 質問するために明確なアクションが必要
- 対面よりもコミュニケーションコストが高い
相手の状況がわからない
質問しづらくなってしまう最大の原因は、「相手がどのような状況かわからない点」です。
対面の場合、実は無意識に色々なことを考慮して、質問のタイミングを決めています。
「仕事の締め切りでバタバタしてそうだな」、「さっき上司とケンカしてたから、今はやめといた方がいいな…」といった感じ。
一方テレワークだと、どうでしょうか?
相手について分かるのは、せいぜいオンラインかオフラインかくらいのもの。
あとは、一か八か連絡を取ってみて、質問に応じてもらえることを祈るしかないのです。
質問するために明確なアクションが必要
オフィスで一緒に働いていれば、ふらっと相手の席に行って話しかけたり、雑談終わりにその流れで質問することができます。
「オンライン会議をセットする」、「メールを送る」、「チャットする」といった感じです。
対面で話しかけるよりも、かしこまったイベントになってしまうため、「相手が負担に感じないかな…」と気が引けてしまうのです。
対面よりもコミュニケーションコストが高い
テレワークでのコミュニケーションは、対面と比べてうまくいきづらいもの。
これは以下の通り、伝えられる情報量が少ないためです。
方式 | 表情 | 雰囲気 | 声 | 文字 | リアルタイム性 |
対面 | ○ | ○ | ○ | ー | ○ |
オンライン会議 | ○ | △ | ○ | ー | ○ |
電話 | ー | △ | ○ | ー | ○ |
チャット | ー | ー | ー | ○ | ○ |
メール | ー | ー | ー | ○ | ー |
オンライン会議は、比較的伝えられる情報量が多いですが、それでも相手の目線や機嫌など、細かな感情は読みづらいです。
このようにテレワークだと、コミュニケーションに労力がかかるため、質問する側も相手に申し訳なく感じてしまうのです。
テレワーク対策の実践方法
質問しづらい人の対策として、以下3点を挙げました。
これだけだと何をすればいいのか分からないと思うので、それぞれの実践方法を具体的に解説します。
①質問前に相手の状況を確認
前述の通り、テレワークだと質問を受ける側の負担も大きいです。
なので、できるだけ相手に余裕がある時に質問するよう心がけましょう。
その通りです。なので、質問する前に軽く確認を取るようにすればOKです。
具体例は以下です。
- ✖️:いきなり会議をセットする
⚪︎:「X月X日にオンライン会議をさせていただけますか」とチャット - ✖️:いきなり電話する
⚪︎:「今お電話大丈夫でしょうか」とチャット
別の打合せ終わりに、質問したいことがあることを伝えるのもよいでしょう。
このようなちょっとした気遣いによって、相手にも「真摯に対応しよう」と思ってもらうことができるのです。
②コミュニケーション手段を使い分ける
この点は、要注意です。
僕の周りでも、とりあえずオンライン会議をセットしまくる人がいますが、参加者の負担になっています。。
具体的には、以下のフローチャートで判断すればOKです。
③相手に伝わりやすい質問の仕方
質問の仕方については以下の記事でも解説していますが、5W1Hで内容をまとめるといったコツがあります。
参考:【簡単】仕事で質問できない人が明日から始めるべき3つの行動
ただ、テレワークだと対面よりも意図が伝わりづらくなるため、更なる工夫が必要です。
すぐに実践可能な工夫をいくつかご紹介します。
- 「質問内容」→「補足説明」の順で伝える
- 1回で複数の質問をしない
- 画像や資料を投影して質問する
- 文字で伝わらない場合は会話
- 複雑な内容の場合は、録画して残す(※オンライン会議時)
「自分が質問される側だったら、どのようにしてもらえるとラクか」という視点で工夫すればOKです。
まとめ:「テレワークで質問しづらい」は改善可能
本記事では、テレワーク環境で質問しづらいという人に向けて、その原因や具体的な対策を解説しました。
質問しづらい人の対策
- 質問前に相手の状況を確認
- コミュニケーション手段を使い分ける
- 相手に伝わりやすい質問の仕方
質問は相手の負担になると述べましたが、同時に「頼られているようで嬉しい」という感情も芽生えます。
配慮さえしていればOKなので、あまり気にしすぎず、どんどん質問していきましょう!
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