「周りよりも仕事が遅い」、「改善したいけどなかなかうまくいかない」。
仕事が遅いと、どうしても劣等感を感じてしまうもの。
周りから急かされてばかりで、働くのが嫌になってしまったという人もいるでしょう。
以下は「仕事の生産性を高める必要を感じているか」に関するアンケートの結果です。
(※グラフを触ると詳細が表示されます)
実に86%の人が生産性を高めたい、すなわち「自分は仕事が遅い」と感じているのです。
僕は会社の採用・教育活動に従事している関係で、これまで多くの社員の働き方を見てきました。
本記事では、以下について詳しく解説します。
仕事の効率化に役立つ「作業優先度判断シート」を作成しました。
記事の後半で使い方を説明しているので、ぜひ活用してみてください↓
仕事が遅いと怒られる人が苦手な◯◯
仕事が遅い原因は、人それぞれ様々です。
「机が汚くて資料探しに時間がかかる」、「タイピングが遅い」など、例を挙げ始めたらキリがないでしょう。
どんなに仕事ができる人でも、1日の作業量には限界があります。
ただ、あなたの周りで他の人の2倍も3倍も仕事をこなしている人がいないでしょうか?
そのような人は、「優先度の低い作業をどんどん切り捨てている」のです。
重要でない作業は、60点くらいの品質で済ませたり、他の手が空いている人にパスしたりしているのです。
逆に仕事が遅い人は、誰も重要視していない作業にも延々と時間をかけてしまうため、時間が足りなくなってしまいます。
参考:仕事の要領が悪い、辛い…【結論:3つの対策+αで解決】
仕事が遅い人の3つの改善策
仕事を早くするためのポイントは以下の3点です。
- 作業に優先順位を付ける
- 適切な時間管理
- 課題・対応策の整理
①作業に優先順位を付ける
こだわりがあり、一つ一つの作業を丁寧にこなしたいという人もいるでしょう。
例えば、「社内打合せ用の資料」と「顧客へのプレゼン資料」では、重要度(=生み出す成果)が全く異なります。
社内資料は、議論のポイントさえしっかり押さえていればよく、極論手書きのメモでもいいでしょう。
それに対してプレゼン資料は、見栄えや誤字脱字も含め、時間をかけて精度が高いものを仕上げる必要があるのです。
「社内打合せのために1週間かけて完璧な資料を作ったのに、全然評価してもらえなかった、、」
残念ながら、このような仕事の仕方をしている人は一生出世できません。
そのような人のために、作業の優先度判断に活用できるチェックシートを準備しました↓
シートに沿ってチェックを入れていくと自動で判定されるようになっているので、現在取り組んでいる仕事で試してみてください。
②適切な時間管理
優先すべき仕事が明確になったら、時間管理をしながら作業を進めていく必要があります。
時間管理とは、「与えられた仕事に対して”実現性のある”計画を設定し、”計画と実績の差分を確認”しながら、”軌道修正する”ことです。」
重要なポイントは3点です。
実現性のある計画
まずは自分の作業スピードを考慮し、”実現性のある”計画を立てます。
周りの期待に応えたいという一心から、”理想の”計画を立ててしまう人がいますが、絵に描いた餅にならないよう注意しましょう。
予期せぬトラブルが生じることを想定し、余裕を持った計画を立てるのが重要です。
計画と実績の差分比較
計画は立てて終わりではなく、常に進捗との差分を確認することが重要です。
できれば毎日、最低でも週に数回は必ず確認作業を行いましょう。
そして遅れが生じているのであれば、その原因となっている課題を分析しましょう。
作業の軌道修正
遅れの原因である課題が把握できたら、対策を立て、その後の作業を改善しましょう。
このような作業の軌道修正を何度も繰り返すことで、適切な時間管理を実現することができます。
軌道修正の具体的な方法についてもこの後説明します。
③課題・対応策の整理
遅れの原因となっている課題がはっきりしたら、具体的な対応策を整理しましょう。
課題と対応策の整理イメージは以下の通りです。
- 想定以上の作業が発生 → メンバーの追加を要請
- 必要な情報が不足 → 関係者に情報提供を依頼
- 困難な課題が発生 → 経験豊富なメンバーに相談
課題が生じたらすぐに対応策を検討し、整理しましょう。整理の方法としては、以下のようにリスト化するのがおすすめです。
課題・対応策リスト(例)
No. | プロジェクト | 遅延状況 | 課題 | 対応策 | 対応期限 | 対応状況 |
1 | データ分析案件 | 3日遅延 | 追加タスク発生 | メンバー追加 | X月X日 | 対応済み |
2 | システム開発案件 | 10日遅延 | プログラムミス | 有識者レビュー | X月X日 | 対応中 |
… | … | … | … | … | … | … |
1つの課題に悩み続けるのは時間の無駄です。
まずは課題を見える化し、1つ1つ着実に解決しましょう。
仕事の遅れをカバーする方法
仕事に予期せぬトラブルはつきものです。
いくら入念な準備をしても、遅れが生じてしまうもの。
人間は将来のことについて、都合よく解釈してしまうもの。そのように考える気持ちも分かります。
ただ、仕事は一人で行うものではありません。
あなたの作業が遅れることで周りに迷惑がかかるのであれば、できるだけ早く共有しておくべきです。
お互いにカバーし合える状況を作っておくことで、遅れによる被害を最小限にすることができるのです。
まとめ:仕事が遅いと怒られる人は優先順位をつける
本記事では、仕事が遅い人の原因と改善策について解説しました。
改善策まとめ
- 作業に優先順位を付ける
- 適切な時間管理
- 課題・対応策の整理
本記事で紹介した方法を実践することで、徐々に仕事のスピードが向上するでしょう。焦らずに一つずつ改善に取り組み、会社生活をより充実したものしましょう。
コメント
avpvnq