「要領が悪くて周りについていけない」、「働くのが辛い…」
世の中には、要領が良い人とそうでない人がいます。
自分はなぜ要領が悪いのか。悩むこともあるでしょう。
ただ、その原因を把握するのが難しいもの。
本記事では、会社で教育活動にも携わっている私から、以下について解説します。
- 仕事の要領が悪い…辛い状況から抜け出す3つの対策
- 「仕事の要領が悪い」とは?
- 辛い状況から抜け出す方法
- 仕事の要領が良い人の働き方
- 仕事の要領が悪いのはあなたのせいではない?
参考:仕事ができない、辛い…抜け出す5つの方法【診断シート付き】
仕事の要領が悪い…辛い状況から抜け出す3つの対策
早速ですが、結論です。
要領が悪い人は、以下のいずれかに原因があります。
- 仕事のやり方
- 仕事の進め方
- コミュニケーションの取り方
上記のうち、自分に当てはまるものを改善すればOK。
具体的な改善方法を説明する前に、「なぜこの3つが重要なのか」解説します。
「仕事の要領が悪い」とは?
仕事の要領が悪い人の特徴
「要領が悪い」…やりかたが悪いさま。うまく処理できないさま。weblio
仕事の要領が悪い人の特徴として、以下が挙げられます。
- 仕事が遅い
- 仕事が覚えられない
- ミスが多い
- 計画性がない
- 面倒なことは後回し
- 決断力がない
- 情報共有しない
- 人と協力するのが苦手
実際に「要領が悪い」と感じている人の生の声をご紹介します。
なぜ私は20時まで仕事が終わらないんでしょう。誰よりも早く出勤しているはずなのにー。要領悪いってこった。Twitter
全然時間内に仕事終わんなくて、毎日早出したり残業したりしてるのに、仕事増える一方で本当に悔しい。要領悪いのも悔しいし、提出物も期限守れないのに、あらゆる期日が目の前に来てて辛い。Twitter
俺は要領悪いからこうなる未来しか見えない。飲食のバイトやってた時なかなか仕事覚えられなくて、悪気なかったのにバイト先から露骨に嫌われてたしな…Twitter
仕事の要領が悪い根本原因
要領が悪い人の特徴の裏には、3つの根本原因があります。
この中で、自分に当てはまる原因を解消すればOKです。
このあと具体的な解決方法を解説します。
辛い状況から抜け出す方法
「要領が悪くて辛い…」と感じている人は、その根本原因を解消しましょう。
3つの根本原因、それぞれの解決策について解説します。
- 仕事のやり方
- 仕事の進め方
- コミュニケーションの取り方
①仕事のやり方
仕事のやり方が悪いと、良い成果は上げられません。
理想的な仕事のやり方は、以下です。
もちろん一日でマスターできる話ではありませんが、ポイントさえ押さえれば確実に改善できます。
仕事を覚える
「仕事が全然覚えられない…」という人もいるかと思います。
というのもノートを取ることには、以下のようなデメリットがあるからです。
- ノートを取ることが目的になってしまう
- 必要なメモを探すのに時間がかかる
- 実践がおろそかになる
そうではありません。
「ノートではなく、パソコンでメモを取るべき」ということです。
実際、僕はもう5年以上、仕事でノートを取ったことがありません。
ノートを取らずに仕事を覚える具体的な方法については、以下の記事で解説しています。
参考:「仕事が覚えられない、辛い…」【結論:ノートを捨てればOK】
仕事のスピードを上げる
仕事のスピードを上げるには、どのような方法があるでしょうか?
「タイピングのスピードを上げる」、「考えるスピードを上げる」など、高速に作業することをイメージする人もいるかもしれません。
僕のおすすめの改善方法は以下です。
- 作業に優先順位を付ける
- 適切な時間管理
- 課題・対応策の整理
それぞれの具体的な方法については、以下の記事をご覧ください。
参考:仕事が遅いと怒られる人は、例外なく◯◯が苦手!【改善策を解説】
仕事のミスを減らす
要領良く働く上で、ミスを減らすことは重要です。
ミスが起きる原因は、以下の4つです。
- 依頼内容の理解度が低い
- 作業に集中できていない
- 作業後の確認不足
- その他(病気など)
一見当たり前ですが、それぞれ改善する「コツ」があります。
気になる人は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【簡単】仕事でミスが多い、辞めたい…すぐできる4つの解決策
②仕事の進め方
仕事には、適切な進め方があります。
いくら知識や能力があっても進め方に問題がある人は、良い仕事はできません。
マメに計画を立てる人と、感覚で仕事を進める人では、成果が全く異なります。
計画を立てる際は、以下の3ステップを意識しましょう。
- ①作業の洗い出し
- ②作業の対応順・期限の設定
- ③計画の修正
以下の記事で計画を立てる際のテンプレートも公開しているので、ご活用ください。
③コミュニケーションの取り方
どんな仕事も1人ではできません。
要領が良い人は、周りの人を使うのがうまく、少しの労力で大きな成果を上げることができます。
そのような人に、おすすめの裏技があります。
プロジェクトのリーダーやムードメーカーなど、職場の中心人物である「キーマン」を押さえることで、その人が周りとのコミュニケーションを円滑にしてくれます。
これがうまくできると、少ないコミュニケーションで大きな成果が上げられるようになります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
参考:チームワークが苦手な人の仕事術【結論:キーマンを抑える】
仕事の要領が良い人の働き方
ここからは上級者向けなので、読み飛ばしていただいても大丈夫です。
僕はコンサルタントという仕事柄、周りに何人か「超高速で仕事をこなすスーパーマン」がいます。
そのような人が実践している3つのテクニックをご紹介します。
- メールは秒で返す
- 作業イメージを共有し、後戻りを防ぐ
- 依頼通りに仕事をしない
①メールは秒で返す
要領が良い人は、とにかくメールの返信が早いです。
この本質は以下です。
- 仕事を貯め込まず、すぐに解消する
- 他の人の作業遅れの原因を作らない
ほとんどのメールは、2,3分もあれば返信できます。
小さな仕事を後回しにせず、すぐに解消することで、頭の中がクリアになり、重要な仕事に集中できるのです。
②作業イメージを共有し、後戻りを防ぐ
打合せの場でお客さんから追加の仕事を頼まれることもあるかと思います。
要領が良い人は、決してこのような返事はしません。
ホワイトボードなどに作業イメージを描き、「このような進め方でいいですか?」とその場でイメージをすり合わせてしまうのです。
無駄なやりとりを徹底的に減らすことが、要領良く仕事をする大原則なのです。
③依頼通りに仕事をしない
「この製品の使い方がわかりづらいから、マニュアルを作ってくれる?」
このような依頼を受けたとき、あなたならどのように対応しますか?
普通の人と要領が良い人の違いは以下です。
- 普通の人:
依頼通り、使い方のマニュアルを作成する - 要領が良い人:
使い方を迷わないデザインに変更(マニュアルは作らない)
これはあくまで一例ですが、要領が良い人は、依頼内容そのものでなく、顧客の潜在ニーズを満たす方法を考えます。
顧客としても、自分の求めていることを100%言葉にするのは難しいもの。
仕事の要領が悪いのはあなたのせいではない?
「いくら改善に取り組んでも要領が良くならない…」という人もいるかと思います。
具体的には、以下のパターンが挙げられます。
- 上司や周りの社員に問題がある
- 仕事内容があなたに合っていない
頑張って仕事をしても周りに足を引っ張られる、もしくは上司から理不尽な対応をされてしまうという人もいます。
このような環境では、いくら努力しても良い仕事はできません。
いくら発想力に優れたアイデアマンも、緻密さが求められる事務仕事では活躍できません。
このように「要領が悪い」わけではなく、「仕事が合っていない」というケースもあるのです。
「まさに自分のことだ!」と思った人は、ぜひ一度、転職や異動も検討してみてください。
参考:転職で人生は変わる|27歳で転職した僕に起きた5つの変化
まとめ:「要領が悪くて辛い…」は抜け出せる
本記事では、仕事の要領が悪い人の特徴や具体的な改善策について解説しました。
要領が悪い人の改善策
- 仕事のやり方を改善
- 仕事の進め方を改善
- コミュニケーションの取り方を改善
- 要領が良い人を真似する
毎日劣等感を感じながら働くのは辛いもの。
本記事で解説した内容を実践いただき、明るく働ける未来へと少しずつ近づいていきましょう。
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