「ノリについていけない」、「職場で浮いてる…」
会社によって、職場の雰囲気は異なります。
僕自身メーカーとコンサルで働いた経験がありますが、雑談やプライベートでの付き合いの有無など、雰囲気が全く違いました。
周りに馴染めず浮いてしまった結果、仕事にも影響が出てしまうケースは少なくありません。
「ツラくて退職を考えてるけど、本当に辞めていいのか…?」そのような悩みを抱えている人に向けて、以下を解説します。
そのような人のために、本記事の後半で「退職する際のポイント」も解説しています!
「職場の雰囲気が合わないから退職」はOK?
以下は、退職理由に関する日経メディカルのアンケート結果です。
第1位が「人間関係」となっていますね。
「職場の雰囲気が合わない」というのは、言い換えると「周りの社員と合わない」ということ。
すなわち、人間関係の問題そのものなのです。
あなた1人の力では、イケイケ系の職場を真面目な雰囲気に変えることはできません。
職場の雰囲気が合わないパターン
自分の性格と職場の雰囲気が合わないパターンは、主に3つあります。
- ①イケイケ系 ⇔ 真面目系
- ②ストイック ⇔ ゆるい
- ③人間関係がディープ ⇔ 人間関係がドライ
上記はいずれも「どちらの方が良い」という話ではありません。たまたま自分には合っていなかったというだけの話です。
実際に職場の雰囲気に悩んでいる人の生の声を集めてみました。
①イケイケ系 ⇔ 真面目系
スタートアップ的な 仲間意識強い感じとかは性に合ってるけど、ITベンチャーとかによくありがちなイケイケ雰囲気は合わないやTwitter
みんな真面目だからテキトーなコト言えない所と、あがった後とか休みの日に仕事のLINE送りすぎなのは、正直やりづらいTwitter
②ストイック ⇔ ゆるい
20年弱オフィスでほぼ雑談ゼロのスーパーストイックな職場だったので今の会社があまりにゆるくて雑音の脳内処理に忙しくてまだ馴染めません。Twitter
ゆるい部活動的な雰囲気の職場は労働者にとって最高の環境だと思う。まぁストイックに働きたい人にとっては違うかもしれんが。Twitter
③人間関係がディープ ⇔ 人間関係がドライ
職場の雰囲気が悪すぎてツライ。誰も話さない。経理の転職ってこんな感じなのだろうか…。みんなドライ過ぎるよ。Twitter
仕事さっさと帰りたいのに 今しなくてもいいことみんなで 仲良しこよしではじめて 帰りが毎日遅くなる。 女の職場合わないわー。Twitter
雰囲気が合わない職場で働くリスクと退職の判断軸
雰囲気が合わない職場で働くリスク
雰囲気が合わない職場で働き続けた場合、どのような問題が生じるのでしょうか?
精神的ストレスがたまる
これは言わずもがなですね。
自分に合っていない環境で働いていると、無意識に無理をしてしまいます。
真面目な人がイケイケのITベンチャーに入り、疲れてしまうといった話はあるあるです。
仕事は定年まで約40年間続きます。
良い仕事ができない
職場の雰囲気が合っていないと、良い仕事はできません。
例えば、周囲のメンバーがみんな定時で上がっている中、あなただけが毎日ストイックに残業していたらどうなるでしょうか?
このように職場の雰囲気が合っていないと、周りから浮いてしまい、チームとして良い成果を上げることができないのです。
参考:チームワークが苦手な人の仕事術【結論:キーマンを抑える】
上司に評価されない
職場に馴染めていない人は、上司からも評価されづらい傾向があります。
日本人の特徴でもありますが、周囲と異なる行動をしている人は疎まれやすいものです。
「出る杭は打たれる」という言葉があるように、日本人はみんなで足並みをそろえて物事を進めるのが好きな人種です。
なので、コミュニケーションを重視するイケイケ系の職場で、一人だけ毎回飲み会を断っていると「協調性がない」と評価されてしまうのです。
参考:上司から信頼されていない…【今すぐやめるべき5つの行動】
職場の雰囲気は変えられる?
もちろん、そういった解決手段もありです。
あなたが一般的な平社員の場合、組織全体の雰囲気を変えるのは、簡単ではありません。
自分の思いを上司にぶつけてみたり、雰囲気が変わるようイベントを企画してみるなど、地道な活動が求められます。
そこまでの労力をかける熱意がないのであれば、異動や転職など、自分の働く環境を変えた方がよっぽどラクです。
退職の3つの判断軸
雰囲気が合わないと言っても、その程度は人によって異なります。
「なんとなく居心地が悪い」という人もいれば、「もう会社に行きたくない」という人もいるでしょう。
退職すべきかどうかは、以下の3つの軸で判断することができます。
- 体調に影響が出ているか?
- 将来改善する見込みがあるか?
- 今の職場に残る理由があるか?
体調に影響が出ているか?
体調に影響が出始めていたら、即退職してOKです。迷う必要はありません。
ストレスはまず精神に来ますが、ひどくなると体調の変化として表れます。
取り返しのつかないダメージを受ける前に、働く環境を変えましょう。
将来改善する見込みがあるか?
職場の雰囲気を変えるのは難しいと言いましたが、改善する場合もあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 組織のリーダーが変わる
- 組織のルールが変わる(評価制度が変わる等)
- 将来異動する予定がある
上記のようなイベントを通じて状況が改善する見込みがある場合は、無理に退職する必要はありません。
今の職場に残る理由があるか?
今の職場で働いている理由は何でしょうか?
「やりがいがある」、「給料が良い」、「身につけたいスキルがある」。
何かしら挙げることができるのであれば、残る価値があるかもしれません。
日本では、まだ終身雇用の考え方が残っています。
「会社に入ったら長く働き続ける」。無意識のうちに、そのような考え方が当たり前になっていませんか?
今は、「二人に一人が転職する時代」と言われています。
勇気を出してアクションを起こした人だけが、理想の働き方にたどり着くことができるのです。
退職する際のポイント
退職する際に押さえておくべきポイントが3つあります。
- 適切な退職理由を伝える
- 引き止められても必ず退職する
- 転職先の雰囲気を調査
①適切な退職理由を伝える
「職場の雰囲気が合わないので退職させてください」
このように正直に伝えるのは、得策ではありません。
「これからは○○さんが働きやすように配慮するから」、「職場改善に取り組むよ」、などなど。
退職理由が弱いため、このような甘い言葉をかけられて、引き止められる可能性が大です。
ポジティブな理由が吉
できるだけ「前向きかつ、意思を変える余地がない転職理由」を考えましょう。
「昔から夢だった仕事にチャレンジすることを決心した」、「田舎で子育てをすることにした」など、嘘がない範囲で理由を考えればOKです。
②引き止められても必ず退職する
仮に引き止めにあったとしても、必ず強い意志で退職することが重要です。
というのもどうしても「退職予備軍」として扱われるため、出世も遠のいてしまいます。
一度辞めると決めたら、必ず突き進みましょう。
奥の手は「退職代行サービス」
万が一、上司が全く聞き入れてくれないようなら、退職代行サービスを利用するという手段もあります。
退職代行サービスを利用すると、退職交渉から最後まで、すべて手続きを代行してくれます。
会社と直接連絡を取る必要は一切なく、業者がすべて代わりに手続きを進めてくれます。
ただサービスの質はピンキリです。
迷った際には、実績がある以下の大手サービスから選べば間違いありません。
これらのサービスについては、以下の記事で1万件の口コミを調査したので、安心してご利用いただけます。
参考:【1万件の口コミを調査】タイプ別おすすめ退職代行サービス
③転職先の雰囲気を調査
せっかく退職できたのに「また転職先の雰囲気が合わない…」となっては悲惨です。
なので、できるだけ事前に転職先の雰囲気を下調べするようにしましょう。
具体的な方法は以下です。
- 転職先で働いている人から話を聞く
- 口コミサイトで調べる
そのような場合は、転職会議などの口コミサイトを使えばOKです。
実際に働いている人の口コミを確認することで、かなり雰囲気をつかむことができます。
また「ラクに転職したい人」は、以下の記事で具体的な方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:転職活動がめんどくさい人必見【自動化して楽する5つの裏技】
まとめ:雰囲気が合わないなら退職してOK
本記事では、職場の雰囲気に馴染めずに悩んでいる人に向けて、退職の判断軸やポイントについて解説しました。
退職の判断軸3つ
- 体調に影響が出ているか?
- 将来改善する見込みがあるか?
- 今の職場に残る理由があるか?
世の中には、数え切れないほど多くの会社が存在します。
職場の雰囲気が合わずにモヤモヤしているくらいなら、いっそのこと外の世界に飛び出してしまいましょう!
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