「仕事よりも人間関係が辛い」、「上司の顔を見たくない…」
仕事の悩みの多くは、人間関係にあります。
イヤミな上司、非協力的な同僚、言うことを聞いてくれない後輩など。相手との関係性によって様々な悩みが生じます。
以下は、「職場の人間関係に難しさを感じたことがあるか?」というテーマのアンケート結果です。
実に84%の人が「難しさを感じたことがある」と回答しており、いかに人間関係の悩みが多いかが分かります。
そのようなトラブルに陥らないよう、本記事では以下について解説します。
参考:【完全版】90日で今の仕事を天職化|悩み解決ロードマップ
絶対にやってはいけないNG行動
人間関係がこじれた際に、絶対にやってはいけない行動が3つあります。
- 感情的な対応
- やり返す
- 放置する
感情的な対応
関係の悪い相手から、嫌がらせを受けることもあるかもしれません。
そのような時に、感情的な対応をするのは避けるべきです。
例えば、ついカッとなってしまい、声を荒げて反論してしまったとしましょう。
いくら相手が悪かろうと、感情的になった時点で社会人としてはマナー違反です。
結果として、何も悪いことをしていないあなたの評価が下がり、その後の業務に支障をきたしてしまう可能性あります。
やり返す
かつて「倍返しだ!」というフレーズが流行ったことがあります。ただ、現実世界ではあまり賢いやり方とは言えません。
やり返した瞬間は、快感が得られるかもしれません。
ただ、そのあときっと相手から反撃を受け、延々と嫌がらせし合う負のループに陥ります。
そのような泥沼にハマったら最後、働くどころではなくなってしまいます。
参考:職場のいじめで退職したい…人生を変える完全ロードマップ
放置する
関係がこじれているのを認識しながら、何も対策を行わないのはまたリスクがあります。
それは言わば、導火線に火がついた爆弾を放置している状態。
小さないざこざが生じ続け、最終的にはどこかのタイミングで大きなトラブルへと発展します。
人間関係の改善は簡単ではありません。ただ、解決策はあります。
このあと具体的に解説します。
人間関係が最悪な職場とは?
そもそも「人間関係が最悪な職場」とは、どのような環境なのでしょうか?
代表例として、以下が挙げられます。
- 嫌がらせをしてくる
- 陰口を言う
- 無視してくる
- 派閥がある
色々な人の「生の声」を集めてみました。
嫌がらせをしてくる
職場に異動してきたお局様がいる。そして、私に陰湿な嫌がらせをしてくる。先日は他の職員の前で酷評された。Twitter
48にもなったおっさんが小学生レベルの嫌がらせを毎日毎日してて何が楽しいんだ? 職場で誰1人話せる人がいなくて虚しくないんか? 私に嫌がらせしたって 黙ってやられてないからなTwitter
陰口を言う
まぁ、仕事おわりの一服というものは格別なのはわかるが、話題が職場の同僚に対する不平不満のオンパレードというのがいただけない。。。 陰口なんか言ってもなにも良いことないのに。。。Twitter
職場で新人に暗いって陰口言われてたっぽくて泣いてる ほんと今の職場嫌だ辞めたいTwitter
無視してくる
職場の先輩マジでガン無視してくるようなったwww 40にもなって恥ずかしくないんか??Twitter
職場のおばちゃん分かりやすい無視してくる。他の人達とガハハ笑っておしゃべりばかり。仕事しろよなTwitter
派閥がある
女性中心の職場は合わない^^; 女性特有の派閥やらなんやらで、早くもリタイヤしたい。1ヶ月我慢すべきか、辞めてしまうべきか。Twitter
職場の人間関係めんどくさいなぁ。派閥とかほんとあほかよ…とおもってしまうTwitter
参考:「職場の雰囲気が合わないから退職」はOK?【3つの判断軸】
人間関係が最悪だとどうなる?
実はそうでもありません。
人間関係によって生じる問題は、大きく2つあります。
- 仕事の生産性低下
- 精神なダメージ
①仕事の生産性低下
仕事では、必ず他の社員とのやり取りが生じます。
このようなやり取りの中で、一箇所でも人間関係がこじれると、仕事は一気に進まなくなります。
作業を依頼しても対応してくれなかったり、仕事の邪魔をしてくる場合もあるでしょう。
そのような状況下で、どうにか仕事を前に進めようとすると、余計な労力と時間ばかり消費することになります。
②精神なダメージ
人間関係のトラブルは、精神的に大きな負担がかかります。
例えば、以下のいずれかを選択しなければいけない場合、あなたはどちらを選びますか?
- A:毎日プラス1時間の残業
- B:毎日上司や同僚から嫌味を言われる
Bを選んだ人は、「鋼の精神力」があると言えます。周りのことは気にせず、自信を持って仕事に打ち込んでください。
ただ多くの人は、Aを選ぶでしょう。
もちろん残業も辛いです。ただ、人間関係で精神的に追い詰められるのは、その何倍も辛いもの。
僕の周りでも、人間関係に疲れてしまい、会社を休みがちになってしまう人は少なくありません。
職場で人間関係がこじれる原因と解決策
人間関係がこじれてしまった際の解決策について解説します。
ここでは、以下の4つの人間関係それぞれについて解説します。
- 上司
- 同僚
- 部下
- 顧客
①上司との人間関係
上司とあなたは、仕事の「依頼者」と「受け手」の関係になる場合が多いと思います。
上司から仕事を依頼されて実行するわけですが、このやり取りで問題が生じるケースが多いです。
具体的には、主に以下3つの場面でトラブルが生じます。
- ①上司からの依頼
- ②依頼された仕事への対応
- ③上司からのフィードバック
「②依頼された仕事への対応」と「③上司からのフィードバック」に関するトラブルは、あなたの行動次第で防ぐことができます。
具体的には、以下の5つの行動を心がけましょう。
- 報告を密に行う
- ケアレスミスを減らす
- 言い訳を減らす
- 主体性を持つ
- 上司を意識して仕事をしない
上記5つを実践するだけで、上司の満足度がグッと上がります。
ちなみに最後の「⑤上司を意識して仕事をしない」は、上司の顔色ばかり伺っていると逆に良い仕事ができないということ。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
参考:上司から信頼されていない…【今すぐやめるべき5つの行動】
理不尽な上司は避けるのが吉
上司から作業依頼が雑、理不尽な量の仕事を振ってくるなど、「①上司からの依頼」が原因の場合、あなたに非はありません。
改善して欲しい旨を素直に伝え、それでも良くならないのであれば、できるだけ被害を最小限にする行動を取りましょう。
具体的な対処法としては、以下が挙げられます。
- 相手と距離を置く
- 他の上司(評価者)とのつながりを作る
- 相手との関係を断ち切る
以下の記事でさらに具体的に解説しています。
参考:上司との人間関係が辛い、、【明日からできる3つの対策】
②同僚との人間関係
上司の次にトラブルが多いのが「同僚」です。
対等であるがゆえに、適度な気遣いが求められる。そのような微妙な関係が同僚です。
関係がこじれてしまった場合は、自分の思いを素直に伝え、解決策を見出していきましょう。
対等な立場なので、一般的な人間関係と同様、しっかりとコミュニケーションを取っていくことが解決への近道です。
そのような人と「適度な距離感で付き合っていくテクニック」をご紹介します。
- ①相手と距離を置く
- ②文字によるコミュニケーションを中心にする
- ③責任を共有しない
- ④相手に期待しない
- ⑤相手の考えを理解しようとしない
それぞれの具体的な実践方法については、以下の記事で解説しています。
参考:気が合わない同僚と付き合うテクニック5選【もうイライラしない!】
③部下との人間関係
部下に対しては、あなたから仕事を依頼する、もしくは指導する立場にあるかと思います。
「全然仕事を覚えてくれない」、「反抗的な態度を取ってくる」など、色々な不満があるでしょう。
もちろん部下の行動に問題があるケースも多いでしょう。
ただ、あなたが上司なのであれば、その行動を正すことができていない、あなた自身にも責任があるのです。
部下を指導する際は、一から十まで手取り足取り教える必要はありません。
将来的に独り立ちできるよう、自分で考えて行動できるようサポートしてあげることが重要です。
僕は特に以下の3点を意識して、部下の指導を行っています。
- ①作業の背景を伝える
- ②チャレンジできる環境づくり
- ③フィードバックの徹底
以下の記事で詳しく解説しています。
④顧客との人間関係
最後は社外の人間関係ですが、顧客との関係性も重要です。
業務スキルはピカイチでも、顧客とのコミュニケーションが苦手がゆえに、活躍できない人は少なくありません。
顧客はあなたにお金を払っている立場であり、様々な要求をしてきます。
時には理不尽な要求もあるでしょう。
そのようなときの対応ひとつで、相手に不満を与えてしまい、人間関係が悪くなってしまうのです。
顧客と仲間になる
顧客との関係構築のポイントは、「仲間になること」です。
具体的な方法としては、以下が挙げられます。
- コミュニケーションを増やす
- 相手の不安を先回りして解消
- 苦労を共有する
以下の記事でより実践的なテクニックを紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
参考:顧客との関係性構築に必要な3つの行動【ポイント:苦労の共有】
仕事を辞めたいと感じたら
そのような人もいるかと思います。
人間関係は相手あってのこと。
あなたがいくら努力しても解決しない場合もあります。
解決しない問題を抱えながら働き続けるのはあまりにも辛いですし、いつか限界が来ます。
僕自身、部署異動・転職ともに経験がありますが、環境を変えることで状況が好転することは珍しくありません。
ここまで解説した方法を試してみて、それでもダメなら一度検討してみてください。
転職のハードルは高くない
初めての転職は、ハードルが高く感じるかもしれません。
そのような人は、現職を続けながら、転職エージェントを活用するとラクに転職活動を進めることができます。
僕の場合、以下の3つの転職エージェントを使って転職活動を進めました。
-
⇨利用者満足度が高く、僕の利用経験からもイチオシ -
⇨20代の若手向け求人に強い※マイナビのプロモーションを含みます。
-
⇨シェア・求人数No.1、幅広く検討したい人にピッタリ
転職時の実体験については、以下の記事で解説しています。よかったら参考にしてみてください。
参考:転職エージェントにとりあえず登録してみたら得した話【実体験】
まとめ:職場の人間関係は改善すべき
本記事では、人間関係が最悪な職場の具体例やそれによって生じる問題、具体的な解決策について解説しました。
まとめ
- 最悪な職場だと生産性が低下し、精神的ダメージを受ける
- 上司・同僚・部下・顧客に合わせた解決策を取るべき
- どうしても改善しなければ、部署異動or転職
人間関係は、転職理由の第1位になるほど、多くの人が悩んでいることです。
あまり抱え込まずに、少しずつ改善のアクションを始めてみましょう。
そうすれば、きっと徐々に状況は良くなります。
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