「面接では何を聞かれるの?」、「事前にできる対策ってある?」
転職者と新卒者では、面接時に見られるポイントが異なります。
この点を理解せずに何となく面接に臨み、失敗する人をこれまで何人も見てきました。
私自身も転職経験者ですが、現職では会社の採用活動も行っています。
そのような経験も踏まえ、以下について解説します。
また、面接対策に使える「面接頻出質問30選」を作成しました↓
本記事の内容と併せてご活用ください!
参考:【完全ガイド】転職活動の流れと受かるためのポイント【実績あり】
転職面接に受かりたいなら〇〇と思わせる
早速ですが、結論です。
自分の経歴や実績、能力など、様々なアピールを行いますが、最終的には面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかで合否が決まります。
どのようなアピールをすればそのように思ってもらえるか、逆算して考えればOKです。
このあと、具体的に解説します。
転職面接で聞かれる内容
前提知識として重要なので、まずはそこから解説します。
前職に関する質問が中心
新卒採用のときは、人柄や性格など、あなたの人間性に関する質問をされたかと思います。
これは働いた経験がない学生の中から有望な人材を発掘するため、その人のポテンシャルを見抜くための質問になります。
よく聞かれる定番質問
転職の面接でよく聞かれる質問をご紹介します。
前職の実績 | ・これまでの職務経歴 ・最も困難だったプロジェクト ・チームを束ねた経験 ・退職理由 |
志望動機 | ・この業界・職種を選んだ理由 ・他に受けている会社、この会社の志望度 ・入社してやりたいこと ・これまでの経験をどのように活かしたいか |
仕事全般 | ・強みと弱み ・仕事で心がけていること ・キャリアプラン ・働き方に関する要望 |
面接官の心理を踏まえた受け答えをすることで、合格の可能性をグッとアップさせることができるのです。
これらの回答案を作成しておくだけで、大半の質問に対応できるようになるので、ぜひご活用ください。
転職面接の合格基準
面接の合格基準とは
企業によって設定されている合格基準は異なりますが、根本的には以下に集約されます。
面接の合格基準:「一緒に働きたいと思えるかどうか」
企業によって、「○○のスキルがあること」、「コミュニケーション力があること」、「挑戦心があること」など様々な合格基準を設けています。
それらも加味した上で、最後は「一緒に働きたいと思ってもらえるかどうか」によって合否は決まるのです。
一緒に働きたい人材とは
「一緒に働きたい人材」と言っても、様々なパターンがあります。
私の職場でも、「気さくで楽しいから一緒に働きたい人」もいれば、「優秀で自分の仕事がラクになるから一緒に働きたい人」もいます。
いくつかパターンはありますが、大きく以下の3つに分類できます。
- 能力が高い人
- 貴重な能力を持っている人
- 一緒に働いたら楽しそうな人
①、②は、能力に関する内容です。
業務内容に合った深い専門性やスキルを有している人は頼りにされるため、一緒に働きたいと思ってもらえます。
また、仮に高度な能力でなかったとしても、他の社員にはない、唯一無二の能力を持っている人も貴重な人材として扱われます。
基本的に仕事は、誰かと協力しながら進めます。
「一緒に働いていて楽しい人」は、周りにも良い影響を与えるため、チームワークの向上に貢献します。
「一緒に働いたら楽しそう」というのは、その人の協調性やコミュニケーション力を表す指標でもあるのです。
受からない人の特徴
採用者の目線からして、どうしても不合格にせざるを得ない人がいます。
具体的には、以下2つのどちらかに当てはまると思われてしまった場合、合格はかなり厳しくなります。
- 志望理由と会社の事業内容がマッチしていない人
- 入社してもすぐに辞めてしまいそうな人
「志望理由のずれ」は、即不合格につながる可能性があります。
せっかく入社したのに「入社前のイメージと違った…」というのは、お互いにとって不幸でしかありません。
なので、しっかりした面接官であればあるほど、応募者のことを考え、不合格の判断を下します。
また、退職理由がネガティブな人や、熱意が感じられない人に対しては、「入社してもすぐに辞めてしまいそう…」といった印象を持つものです。
面接時に変な誤解を生まないよう、発言には気をつけましょう。
受かるためのアピール方法
ここまで解説した合格基準と受からない人の特徴を踏まえつつ、アピール方法を考えましょう。
具体的には、以下の3点を意識すればOKです。
- 能力のアピール
- 企業とのマッチ度のアピール
- 明るく前向きな発言でアピール
能力のアピール
能力のアピール方法には、2つのパターンがあります。
- 能力の高さをアピール
- 周りにいない能力をアピール
まずはどちらの方がアピールしやすいか、考えてみてください。
例えば私の場合は、メーカーからITコンサルへの未経験転職だったため、②を選びました。具体的なアピール内容は以下です。
「ハードウェアの知識があるITコンサルタントは少ないだろう」という仮説から、このようなアピールをしました。
面接での反応も上々だった記憶があります。
説得力をUPさせる裏技
例えば私の場合、転職を決めてから、IoTの電子工作を始めました。(※アレクサのようなものです)
そして面接では、「実際に手を動かさないとハードウェアの知識は身につかないと考え、最近プライベートでも電子工作を始めました」とアピールしていました。
ずる賢いと思われるかもしれませんが、これは非常にウケが良かったです。
私自身その後も電子工作は続けていますし、0を1にするウソでなければ特に気にする必要はありません。
企業とのマッチ度のアピール
企業とのマッチ度をアピールする際は、以下の3ステップを意識しましょう。
① 企業の事業内容を事前調査
② 入社後どのような業務で貢献できるか具体的にアピール
③ 上記業務に就かなかった場合も柔軟に対応することを示す
まずは、企業研究をしっかりと行い、面接を受ける部署の事業内容を深く理解します。
そして面接では「自分のスキルや経験を活かしてどのような業務で貢献できるか」アピールしましょう。
企業側にも事情があるため、希望通りの部署に配属されない場合もあります。
やりたいことが、ピンポイントでそれに固執しているようだと、敬遠されてしまう場合があります。
明るく前向きな発言を心がける
最後は基本的ですが、非常に大事なことです。
面接では、転職理由や挫折経験など、ネガティブな内容の質問も飛んでくるでしょう。
笑顔を絶やさず、常に前向きな姿勢を示すことで、面接官も自然とあなたの魅力を感じ取ってくれます。
まとめ
本記事では、面接内容から合格基準、受かるためのアピール方法まで、必要な知識を一通り解説しました。
受かるためのアピール方法
- 能力のアピール
- 企業とのマッチ度のアピール
- 明るく前向きな発言を心がける
スポーツと同じで、面接にも練習が必要です。
一人でシミュレーションをしてもいいですが、転職エージェントを利用すると無料で模擬面接を受けられ、フィードバックまでもらえます。
「絶対に受かりたい」という人は、ぜひ活用してみてください。
参考:【1万件の口コミを分析】AIが導いたNo.1転職エージェント
無事面接に受かったら後は「退職手続き」だけです!最後の退職交渉で揉める人も少なくないので、以下の記事も参考にしてみてください↓
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