「職場のいじめに耐えられない」、「退職して人生を変えたい…」
会社は普通に働いているだけでも辛いもの。
そこに人間関係の問題まで加わると、それはもう耐え難い状況になります。
「社会人になったら、いじめなんてないだろう。」
そのように思いたいところですが、実はそうでもありません。
マイナビのアンケートによると、実に「65.2%の人が職場でいじめにあったことがある」と回答しています。
またいじめを受けた相手は「上司が77%で第1位」とのこと。
人生を変える良いきっかけと捉え、思い切って環境を変えるべきです。
本記事では、いじめを受けている人がより良い人生にたどり着くまでの手順すなわち「ロードマップ」について、徹底解説します。
職場のいじめで退職する人の完全ロードマップ
いじめに耐える日々は、本当に辛いもの。
ただ一度退職を決意したら、あとは明るい未来に向かって突き進むのみです。
本記事では、退職までの具体的なロードマップについて解説します。
手順ごとに詳しく解説するので、1つずつ着実に進めていきましょう。
職場でよくあるいじめ
そもそも一般的に、会社ではどのようないじめが起きているのでしょうか?
以下は「1年以内に受けた行為」に関するアンケート結果です。
(※グラフを触ると詳細が表示されます)
トップ3は、1位:無視する行為(16.9%)、2位:感情的な叱責(15.6%)、3位:からかいや非難(9.6%)となっています。
このようないじめに関する「生の声」を集めてみました。
①無視する行為
会社で無視されたり、共有されなかったり、陰口言われたり、体調不良ですら有給も使えなかったり、個人で使用しているロッカーをあさられたり、完全なる嫌がらせ受けてます。Twitter
会社の男の同僚たちに挨拶を無視され、聞こえよがしにバカ呼ばわりされ、思い当たることといったらセクハラ受けたことを上司に相談したことしかないんだな〜😓黙っていればよかったのかな。でも、ますますエスカレートするべ?こうなったら徹底抗戦だー!😒Twitter
②感情的な叱責
上司には顔を合わせば大声で怒られ、 隣の課の課長は在宅してて席にいない人の悪口を大声でいってて、会社にいるとずっと心がキリキリする。Twitter
会社員時代にいじめを受けていました。みんなの前で大声で怒鳴られたり、しまいには転職チラシを一部の人がみだして「転職しようかな」と明らかに「お前居なくなれよ」と言われいるような態度をする。最後には信頼していた上司にまで裏切られた。大人のいじめはたちが悪い。Twitter
③からかいや非難
毎回会社の飲み会で、決まってみんなの前でからかわれ笑われ、馬鹿にされる「ネタ」にされている。飲み会自体断れる職場ではない。怖くてたまらない。Twitter
ブラック会社だったから嫌なんですけど!って思ったけど、人が!身体的特徴や名前をからかってくるので!嫌いだ!Twitter
上司のパワハラや同僚からの陰湿ないじめなど、多くの人が辛い思いをしながら働いていることがわかります。
職場を退職するまでの具体的な手順
本記事で解説する「退職までのロードマップ」は以下になります。
- ①退職方針の決断
- ②転職活動
- ③退職手続き
- ④有休消化
- ⑤新しい会社での再スタート
それぞれ詳しく解説します。
①退職方針の決断
いじめが原因で退職する場合、2つの選択肢があります。
- (1)仕返しをしてから退職する
- (2)穏便に退職する
仕返しをしてから退職する
「仕返しをする」と言うと少し語弊があるかもしれません。要は「いじめの事実を明るみにする」ということです。
いじめてきた人を野放しにできないという思いが強ければ、上司や人事部などにその事実を報告しましょう。
証拠がなければ、会社も動くことができません。
「メールやチャットの文章」、「スマホで録音した音声データ」、「いじめられた物的証拠」など。
しっかりと証拠を集めてから報告することでスムーズに話が進みます。
また、会社の対応が悪い場合は、労基などの外部の機関に報告する方法もあります。
総合労働相談コーナーという窓口があるので、そちらに問い合わせればOKです。
穏便に退職する
仕返しをするのにも、デメリットがあります。
「社内でいじめが起きた」という事実は、会社としてもあまり認めたくないもの。
かなり慎重な事実確認が行われるため、あなた自身も何度も呼び出されて説明を行うことになります。
なので、「その労力」と「いじめを受けた人に仕返しをしたいという思い」のどちらが強いか、考えてみましょう。
労力が見合わないのであれば、そのまま穏便に退職するのもアリです。
大人になってもいじめを行っているような低レベルな相手は無視し、良い人生をつかむことに注力するのも立派な選択です。
②転職活動
転職活動は働きながらがおすすめ
退職を決意したら、早速転職活動を始めましょう。
しばらく働かずにゆっくりしたいという人もいるかと思いますが、より良い人生をつかむためにも、先に転職先を決めてしまうのがおすすめです。
というのも退職してからの転職活動には、以下のようなデメリットがあります。
- 転職先が決まるまで無収入
- 空白期間が空くと転職で不利になる
- 焦って志望度の低い会社に転職してしまう
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
参考:転職活動は働きながらでも大丈夫?【結論:メリットだらけです】
転職活動の流れ
転職活動全体の流れは、以下の通りです。
参考:【完全ガイド】転職活動の流れと受かるためのポイント【実績あり】
初めての転職活動は、ハードルが高く感じ、腰が重いもの。
僕自身転職を決意してから行動を起こすまで、数ヶ月かかってしまいました…笑
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参考:【1万件の口コミを分析】AIが導いたNo.1転職エージェント
③退職手続き
退職を決めたら貫き通すこと
転職先が決まったら、あとは退職手続きを進めればOKです。
辞めることに対して上司からグチグチ言われる可能性もありますが、心を無にして淡々と進めましょう。
「いじめてきた人と話してみるから」、「給料を上げるから」など、色々な手を使って引き止めをしてくるかもしれません。
ただ、一度退職意向を示した後に会社に残るのは得策ではありません。
「何か不満があったら辞める人」というレッテルを貼られてしまうため、出世もしづらくなります。
またそもそも、いじめが起きるような低レベルな環境に残っても良いことはありません。
退職代行サービスの利用
中には「どうしても会社が退職させてくれない」もしくは「退職を切り出せない」という人もいるかと思います。
退職代行サービスとは、上司との退職交渉から、細かな手続きまで、すべての退職手続きを代わりに行ってくれるサービスです。
相場は3万円前後と安くはありません。
ただし、退職を決意したら一度も出社せずにそのまま辞めることができるため、近年利用者が急増しているのです。
会社を辞めたいけれどなかなか辞められないという方は、株式会社EXITが運営する退職代行サービスをご検討ください。詳しくは下記からご確認いただけます。
参考: 退職代行サービスEXIT
その他のサービスについても、以下の記事で1万件の口コミを調査したので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:【1万件の口コミを調査】タイプ別おすすめ退職代行サービス
④有休消化
退職手続きが完了したら、あとは有給休暇を消化してゆっくり過ごしましょう。
社会人になると、これだけ長い休みはなかなかないので、思う存分リフレッシュしていただければと思います。
この期間にやっておいた方がいいことがあるとすれば、以下の2点について考えることです。
- 前職の振り返り
- 今後なりたい姿
前職の振り返り
なので、あなたが反省する必要は全くありません。
ただ次の職場でも同じような状況にならないよう、対策を行っておくことは重要です。
一般的に職場でいじめを受けやすい人の特徴として、以下が挙げられます。
- 意思表示が苦手
- 周りに合わせるのが苦手
- 反抗的な態度や言い方をしてしまう
- 仕事でのミスが多い
自分に当てはまると感じた人は、転職をきっかけに、少しだけでいいので改善するよう心がけてみましょう。
例えば、以下のような感じです。
- 意思表示が苦手
→自分の考えを周りに伝えるようにする - 周りに合わせるのが苦手
→会社のイベントなどにも参加してみる - 反抗的な態度や言い方を取ってしまう
→行動や発言に注意する - 仕事でのミスが多い
→ミスを減らすための再発防止策を考える
完璧を目指す必要はありません。
無理のない範囲で、少しだけ変わる努力すればOKです。
今後なりたい姿
おおげさに聞こえるかもしれませんが、僕自身転職を機に人生が180°変わったと感じています。
このような機会を逃さないよう、まずは「転職先でどのようになりたいか」考えてみましょう。
文字に残すことで、いつの日か振り返った際に、初心に戻ることができます。
「社内で頼られる人物になる」、「○○のスキルを身につける」、「年収700万円を目指す」など、なんでも構いません。
自分のなりたい姿を言葉にしてみることが、理想の姿に近づく第一歩なのです。
⑤新しい会社での再スタート
無事に転職が完了したら、新しい会社で再スタートを切ることになります。
前職の嫌な思い出は忘れ、新しい仕事に打ち込みましょう。
働く環境がガラッと変わるため、慣れるまでに少し時間がかかる場合もあります。
ただ、1年も働けば徐々に慣れていくもの。なりたい姿に近づくため、毎日コツコツ頑張っていきましょう。
参考:【転職1年目】転職後に仕事がうまくいかないときの解決策【実体験】
まとめ:職場でいじめにあったら前向きな退職を
本記事では、職場でいじめにあっている人に向けて、人生を変えるための手順を解説しました。
人生を変えるロードマップ
- ①退職方針の決断
- ②転職活動
- ③退職手続き
- ④有休消化
- ⑤新しい会社での再スタート
毎日辛い日々を過ごしていて、先が見えないという人もいるかと思います。
「ピンチはチャンス」という言葉があるように、より良い環境へとステップアップする機会と捉え、少しずつもいいので、行動を起こしてみましょう。
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