「いつも締め切りに遅れてしまう」、「計画を立てるのが苦手…」。
世の中には、計画を立ててから行動する人とそうでない人がいます。
予期せぬ出会いやハプニングも人生の醍醐味であり、一概にどちらが良いとは言えません。
以下は「仕事ができる人とは?」というテーマのアンケート結果です。
(※グラフを触ると詳細が表示されます)
第一位が「計画性がある」となっていることからも、多くの人が計画性を重要視していることが分かります。
というのも仕事には、納期や品質など、守らなければいけない約束があります。そして約束を守るためには、計画を立てることが必要不可欠なのです。
僕自身コンサルタントとして複数の仕事を抱えているため、人の何倍も計画を立ててきた経験があります。
本記事では、計画を立てるのが苦手だと感じている人に向けて、以下を解説します。
- 仕事の計画を立てられないワケ
- 計画を立てるメリット
- 効果的な計画の立て方
計画の立て方をマスターし、楽に仕事を進められるようになりましょう。
本記事の後半で使い方を解説しているので、ぜひダウンロードしてみてください↓
仕事の計画を立てられないワケ
計画を立てるのが苦手という人は、以下のいずれかに該当しないでしょうか。
- 計画を立てるメリットが実感できていない
- 計画の立て方がわからない
- 計画を立てる習慣がない
特に多いのが、メリットを実感できていないパターンです。
これは大きな間違いです。
というのも計画を立てることには、想像以上に多くのメリットがあるからです。
計画を立てるメリット
計画を立てる主なメリットとしては、以下が挙げられます。
- 作業の漏れに気づく
- 作業手順が決まる
- 作業の優先度が分かる
- かけるべき労力が分かる
- 作業の進み/遅れが把握できる
- 作業の改善点が分かる
- 作業分担がしやすくなる
- 上司や顧客に進捗報告ができる
- 未来の見通しが立って精神的に安心する
実際には、他にもまだまだあるでしょう。
PDCAサイクルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の頭文字を取ったものであり、継続的に業務を改善する手法です。
PDCAサイクルは、計画を立てることから始まります。計画を立てて、実行し、計画通りに進んでいるか評価し、改善を行います。
計画を立てない人は、評価も改善もできないため、闇雲に実行(Do)を繰り返す、DDDDサイクルに陥ってしまうのです。
このような無駄な労力をかけないためにも、計画を立ててから行動することが何よりも重要なのです。
参考:仕事が遅いと怒られる人は、例外なく◯◯が苦手!【改善策を解説】
効果的な計画の立て方
計画の立て方は、仕事の規模や関わる人数、期間の長さによって異なります。
例えば、大規模プロジェクトの場合、WBS(Work Breakdown Structure)と呼ばれる作業を細分化する手法が適しています。
一方で、個人作業の場合は簡単なTODOリストで十分でしょう。
基本的な考え方は同じなので、ここでは僕自身も実践している「個人作業における計画の立て方」を例に解説します。
計画を立てる方法は、以下3ステップと非常にシンプルです。
- ①作業の洗い出し
②作業の対応順・期限の設定
③計画の修正
ぱっと見当たり前な内容ばかりですが、それぞれ押さえるべきポイントがあります。
①作業の洗い出し
まずは仕事の全体像を把握し、作業の洗い出しを行います。
ここで抜けがあると、後々の計画が狂ってしまいます。可能なら上司や同僚にも確認してもらうとよいでしょう。
計画を立てる際は、専用の計画管理ツールを用いるのもよいですが、個人的にはexcelやメモ帳など、簡単なツールを用いることをおすすめしています。
②作業の対応順・期限の設定
作業が洗い出せたら、次は対応する順番と期限を設定しましょう。
仕事によっては、「作業Aが完了しないと、作業Bが始められない」といった関係性がある場合があります。
洗い出した作業一覧を眺め、早く対応しないといけないものから順に並び替えてみましょう。
そして、その横に期限を記載すれば完了です。
対応順と期限を記載することで目標が定まり、具体的な行動を起こすようになります。
また計画は、一度立てたら二度と変更できないものではありません。状況が変わったら、都度見直してOKです。
細かなことをあまり気にせず、まずは気楽に計画を立ててみましょう。
③計画の修正
計画を立て、いざ作業を始めると大抵予期せぬ事態が発生します。
お客さんから新たな作業を頼まれたり、予定していた倍の作業時間がかかったりすることもあるでしょう。
ただし、一つ注意すべきポイントがあります。
「計画を変更したことで、他の作業が実行できなくならないか」、「納期に間に合わなくならないか」など、細かく確認してください。
何も考えずに変更を繰り返してしまうと、何の役にも立たない、いわば絵に描いた餅の計画になってしまいます。
計画を修正すべきなのか、それとも計画に間に合うよう残業してでも巻き返しを図るべきか。都度判断しながら取り組むのが重要です。
ここまで解説してきた内容が反映されたシートになっています。
作業状況を管理するための記入欄も設けていますので、使いやすいようカスタマイズしてご活用ください!
まとめ
本記事では、計画が立てられない理由やメリット、効果的な計画の立て方について解説しました。
計画の立て方
- 作業の洗い出し
- 作業の対応順・期限の設定
- 計画の修正
初めはめんどくさく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばなんてことはありません。
自分の仕事を楽にするためにも、ぜひ計画を立てる習慣をつけましょう。
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