「仕事で失敗ばかりしてしまう」、「なぜ自分だけこんな目に…」
基本的に仕事は、辛いものです。
任された仕事がうまくいかない、上司から怒られる、同僚とうまくいかない、などなど。
辛いことを完全にゼロにすることはできません。
僕自身仕事が嫌になり、異動したことも、転職したこともあります。そんな僕から以下について解説します。
- 仕事の嫌なことランキング
- 仕事で嫌なことばかり続く人の5つの解決策
- 嫌なことばかり続く根本原因
仕事の嫌なことランキング
人はどのような時に仕事が嫌だと感じるのでしょうか。
Biz Hitzが1000名を対象に実施した「会社を辞めたい理由」に関するアンケート結果は、以下の通りです。
様々な意見がありますが、大きく「人間関係」、「仕事内容」、「労働環境」の3つに分類することができます。
このような不満に関する「世の中の生の声」も集めてみました。
人間関係
1ヶ月経って仕事自体は慣れた。人間関係、雰囲気が馴染めん もう少し時間がかかるのかずーっとこのアウェー感が続くのか。聞きたい事も相談したい事も言いたい事も山ほどある。誰に相談すればいいかわからん。辞めたいけど成果も出さずに辞めるのは逃げたみたいで嫌だ。Twitter
土日は半勤だし、逼迫してるから早出残業だし、上からはグダグダ怒られるし、下からは人間関係とか仕事の愚痴聞かされるし、そろそろ嫌になってくるTwitter
仕事内容
向いていないんだろうな、多分。新人で仕事もまだまだ少ないのにミスばかりして、これから仕事が増えてきてやっていける気がしない、どうして同期みんな当たり前みたいに仕事できてるのに自分は何もできないんだろう。Twitter
仕事辞めたいってなった時の残りの1ヶ月は凄く長く感じる… 今の仕事がいやってわけではないけど、やりがいを感じない…Twitter
労働環境
保険の仕事好きだけどな。でも世間のイメージ悪すぎて辛くなっちゃう時あるよね〜〜〜〜〜〜 給料も低いしさ…今月も74,000円でしたねTwitter
仕事が激務すぎて辛い〜💦毎日残業やし、休みとりにくいし思ってたんと違うー!!子どもが大きければまだしも、この働らき方は今ではない😭転職したいなぁ😅Twitter
仕事で嫌なことばかり続く人の5つの解決策
会社で教育担当をしていることもあり、日々多くの相談を受けます。
そのような会話の中で、特に有効だと感じた「嫌なことを減らす5つの方法」をご紹介します。
- キーマンを押さえるコミュニケーション
- 周りに期待しない
- 背伸びしない働き方
- 反省と後悔の使い分け
- 転職や異動の選択肢を持つ
①キーマンを押さえるコミュニケーション
仕事をする上で、コミュニケーションを避けることはできません。
人と積極的にコミュニケーションを取るのが苦手な人にとって、それはまぁ苦痛です。(僕もその一人です)
そのような人が、最小のコミュニケーションで最大の成果を出す方法があります。
キーマンとは、例えばチームをまとめているリーダーや、チームの雰囲気を作っているムードメーカーのような人。
例えば、「今回のお客さんはクセがあるので、注意が必要です」とキーマンに伝えたとします。
そうすると、その人が他のメンバーにもそのことを共有してくれ、いちいち全員と会話する必要がなくなるのです。
参考:チームワークが苦手な人の仕事術【結論:キーマンを押さえる】
②周りに期待しない
人間関係でストレスが溜まる理由は何でしょうか?
多くの場合、「相手が期待通りに対応してくれないこと」が原因です。
- 上司が自分のことを評価してくれない
- 同僚が協力的でない
- 部下が言うことを聞かない
始めから期待しなければ「まぁそんなもんか」と受け止めることができ、案外ストレスも減ります。
もちろん和気あいあいと働きたい人は、それでもOKです。
ただ、仕事はあくまで仕事。
心を無にして、淡々とやるべきことをやった方が、心穏やかに働けるのです。
③背伸びしない働き方
自分のことを実力以上に大きく見せようとすると、様々な問題が生じます。
- 難しい仕事ばかり振られる
- 仕事で失敗する機会が増える
- 周りから「口だけの人」と思われる
前の話にも通じますが、相手の期待を裏切ると評価は下がります。
なのでプライドは捨て、等身大の自分で働くようにしましょう。
具体的には以下を意識すればOKです。
- 得意なこと苦手なことを上司に伝える
- 難しい仕事は周りを頼る
- 失敗しそうな時は早めに共有する
どれも普通のことに思えますが、すべて実行できている人は案外少ないです。
④反省と後悔の使い分け
「大事な仕事でミスをしてしまった…」、「また同じミスをしてしまったらどうしよう…」
人は誰しも、ミスをしたら落ち込みます。
ただミスの捉え方には、2つのタイプがあります。
- ミスを後悔し、自信がなくなるタイプ
- ミスを反省し、成長につなげるタイプ
このちょっとした違いが、後々大きな実力の差に繋がります。
後悔は失敗を呼び起こす
後悔の意識が強い人は、自分自身に目が向いています。
「こんなミスをする自分はダメだ」、「次怒られたら立ち直れないかも…」
自分のダメさ加減に嫌気がさし、どんどん自信がなくなります。
自信がないと良い仕事はできないため、「失敗→後悔→失敗→後悔→…」と負のループにハマってしまうのです。
反省は成功を呼び起こす
反省の意識が強い人は、仕事の改善に目が向いています。
「失敗の原因はあれだな」、「次はこのように改善しよう」。
原因究明と改善策の検討を通じて、仕事の能力が自然とレベルアップするのです。
参考:仕事の捉え方ひとつで人生は変わる【やれることは2つだけ】
⑤転職や異動の選択肢を持つ
最も解決が難しいのが「労働環境」に関する悩みです。
代表例は以下です。
- 残業が多い
- 給料が低い
- 職場の雰囲気が合わない
特徴は、「あなたの努力だけで解決できない点」です。
例えば、給料は会社の基準があるため、上司に交渉しても簡単には上がりません。
特に転職は、残業時間、給料、社風など、あらゆる環境を変えることができます。
一方で、初めての人からすると、転職はハードルが高く感じるもの。
「転職のハードルが高くない理由」は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
嫌なことばかり続く根本原因
嫌なことばかり続くし、自分は本当に運が悪い。
そのように感じていませんか?
嫌なことばかり続く人=ネガティブサイクル
嫌なことが続いている人は、以下のようなネガティブサイクルにハマっている可能性があります。
- ①仕事で課題が発生
- ②「どうせうまくいかない」と考える(ネガティブシンキング)
- ③消極的な行動になる
- ④物事が悪い方向に進む
- ⑤自信喪失(更にネガティブに)
このような負のループにハマると、どんどん仕事の失敗が増えます。
その結果、嫌なことばかり発生する状況になってしまうのです。
仕事がうまくいっている人=ポジティブサイクル
逆に仕事がうまくいっている人は、どのような働き方をしているのでしょうか。
このような人は、ポジティブサイクルを回しています。
- ①仕事で課題が発生
- ②「きっとうまくいく」と考える(ポジティブシンキング)
- ③積極的な行動を起こす
- ④物事が良い方向に進む
- ⑤自信・実力が付く(更にポジティブに)
一度このようなループに入ればこっちのもの。働いているだけで、どんどん成長でき、仕事がうまくいきます。
ネガティブサイクルからポジティブサイクルに入るポイントは、「ポジティブシンキング」です。
仕事の能力は、すぐに高めることはできませんが、物事の捉え方は今日からでも変えられます。
まとめ:仕事で嫌なことばかり続くなら行動を起こそう
本記事では、仕事で嫌なことばかり続く人に向けて、その解決策や根本原因を解説しました。
嫌なことを減らす方法
- キーマンを押さえるコミュニケーション
- 周りに期待しない
- 背伸びしない働き方
- 反省と後悔の使い分け
- 異動や転職の選択肢を持つ
仕事は、約40年間続く長い旅です。
嫌なことは早いうちに解決することで、人生が豊かになります。ぜひ早速今日から行動を起こしてみましょう。
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