「仕事を振ってもらえない」、「信頼されてないと感じる」。
上司との関係は、働きやすさに大きく影響します。信頼されてないと、ムダに細かなレビューを受けたり、大きな仕事を任せてもらえないといった事態になってしまいます。
また上司に信頼されてない人には、“ある共通した傾向”が見られます。
本記事では、以下について詳しく解説します。
- 上司から信頼されてない原因
- やめるべき5つの行動
- 上司に問題がある場合
どのようにすれば上司の信頼を勝ち取ることができるのか、具体的に解説します。
上司に信頼されてないと感じる人が、今すぐやめるべき行動をリストにしました。本記事内でも解説しているので、ぜひ活用してみてください↓
上司から信頼されてない原因
さて、上司はどのような部下を信頼しないと思いますか?
以下は「部下を信頼できない理由」に関するアンケート結果です。
(※グラフを触ると詳細が表示されます)
「指示がないと動けない」、「責任感がない」など、さまざまな意見がありますね。
それでは上司からこのような評価を受けてしまうに至るまでの信頼関係は、どのようにして築かれるのでしょうか。具体的な流れは以下になります。
- ①仕事を依頼される
- ②仕事の内容についてやり取りする
- ③仕事の成果が出る
- ④評価を受ける
この中で、信頼関係を築くステップは②と③になります。成果を出すことがすべてだと考えられがちですが、実際にはそこに至る過程である「やり取り」の段階も重要です。
信頼関係が築けていない人は、これら2つのステップのいずれかに原因があります。
以降では、上司との信頼関係に悪影響を及ぼす具体的な行動について解説します。
参考:「仕事で評価されない、辞めたい…」会社の評価の3つの真実
やめるべき5つの行動
信頼されてない人に共通する、5つの行動とその改善策について解説します。
①報告をおろそかにする
多くの人がやりがちであり、すぐに改善が見込めるのが報告の仕方です。
報告頻度の考え方は人によって異なります。具体的には以下2つのタイプがいます。
- ①成果が出てから報告を実施
②成果が出る前から定期的に報告を実施
もちろん上司のタイプにもよりますが、多くの場合、途中段階でもこまめに報告する人の方が信頼されます。
これは上司の立場になってみれば分かります。
例えば1年間かかる長期プロジェクトがあったとして、部下が11ヶ月目になって初めて状況報告をしてきたとしましょう。
私だったら「もっと早く報告してくれれば立て直せたのに…」と思うでしょう。
報告内容が良かろうが悪かろうが、こまめに報告すること自体に大きな価値があるのです。
②ケアレスミスが多い
ミスをゼロにすることはできませんし、誰にでも起きるものです。
ただし、その数があまりにも多かったり、改善が見られないと信頼を失ってしまいます。
一度信頼を失ってしまうと、あなたがどんなに完璧な資料を出しても、上司から「またミスがあるのではないか」と疑われてしまいます。
このような事態にならないよう、常日頃ミスをなくす工夫に取り組んでいくことが重要です。
参考:【簡単】仕事でミスが多い、辞めたい…すぐできる4つの解決策
③言い訳が多い
ミスをした後の対応も重要です。特に損をしてしまうのが、言い訳が多い人。
自分には全く非がない場合など、しっかりと主張した方がよい場面ももちろんあります。
ただなんでもかんでも言い訳ばかりしていると、だんだん人から信頼されなくなってしまいます。
例えば、上司から資料の記載ミスを指摘されたとしましょう。
それが一緒に作業をしていた同僚Aさんのミスであった場合、「それは私でなくAさんが記載した内容でして、、」と言い訳すべきでしょうか?
上司からしたらあなたのミスだろうと同僚Aさんのミスだろうと、どちらでもよいのです。またその言い訳をしたことで、「この人は平気で仲間のことを売る人なんだな」とあなたに対して悪い印象を持たれてしまう可能性があります。
このように言い訳することによるマイナス効果の方が大きい場合は、自分のためと思って言い訳するのをグッと我慢しましょう。
また結果として、実はそのミスが同僚Aによるものだと上司が後で気づいた場合は、言い訳をしなかったあなたに対して好印象を持ってもらえる可能性もあります。
④主体性がない
自ら行動を起こさない、他人任せの働き方をしている人も要注意です。
主体性がない人は、依頼を受けた仕事しかしません。そのため、他の人と比べてどうしても組織への貢献度が低くなります。
上司も当然そのような傾向を把握しているため、主体性がない人と認定されてしまうと、だんだん信頼度が下がってしまうのです。
参考:仕事を他人事に捉える人が損する理由【結論:トラブルが増えます】
⑤上司を意識して仕事をする
やや矛盾しているようですが、その通りです。
あなたの職場にも上司の顔色ばかり伺い、ヘコヘコして働いている人がいないでしょうか。このような人は一時的に上司から評価される場合もありますが、長くは続きません。
例えば顧客相手の商売であれば、本来の目的は「顧客に満足してもらうこと」です。
上司のことばかり意識して働いている人は、顧客のことをないがしろにして、上司への社内報告や飲み会の付き合いなど、内向きの活動に注力してしまいます。
その結果、顧客の満足度が下がり、めぐりめぐって上司からも信頼されなくなってしまうのです。
上司の信頼を勝ち取りたいのであれば、逆に目の前の顧客のことに集中し、真摯に仕事に取り組むことが近道なのです。
ここまで紹介してきた5つの行動を更に一段細かくした内容を「やめるべき行動リスト(詳細版)」としてまとめました↓
自分が始めやすいものを選び、明日からすぐに実践してみてください。
上司に問題がある場合
いくら行動を改めても、どうしても上司と良い関係性が築けない場合もあります。このような場合は、上司に問題があるかもしれません。
残念ながら世の中には、理屈が通らない人がいます。私的な理由で特定の社員ばかり優遇するなど、公平な評価を行わない上司もいるのです。
会社はその上司だけで回っているわけではありません。なので、そのような人の対応に時間を割くのは無駄だと考えましょう。
どうしてもその人のせいで働きづらくなってしまうのであれば、いっそのこと社内異動や転職を考えてみるのも手です。
参考:【3分で分かる】転職すべきか診断する方法【診断マップ公開】
まとめ
本記事では、上司から信頼されてないと感じている人に向けて、やめるべき5つの行動をご紹介しました。
やめるべき5つの行動
- ①報告をおろそかにする
- ②ケアレスミスが多い
- ③言い訳が多い
- ④主体性がない
- ⑤上司を意識して仕事をする
これらを一つ一つ改善していけば、きっと上司からの信頼度が向上します。働きやすい環境を作るためにも、ぜひ少しずつ取り組んでいただければと思います。
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tak5rw