「転職に興味はあるけどめんどくさい」、「やる気が出ない…」
求人探し、企業研究、履歴書作成。転職活動は、やることがたくさんあります。
たたでさえ仕事が忙しい中、転職活動を始める気になれないという人は少なくありません。
転職活動は、「自分一人で頑張る必要」はまったくありません。
むしろ転職を成功させた人の多くは、転職サービスをフルに活用し、最大限ラクをしているのです。
ラクをして余裕ができると、面接対策など、本当に重要な活動に注力できます。
その結果、合格率アップにも繋がるのです。
本記事では、自身も転職経験があり、現在は会社の採用活動にも携わっている僕から以下について解説します。
転職活動がめんどくさい理由
転職活動がめんどくさい主な理由は、以下の3点です。
- 求人探しが大変
- 選考の準備が大変
- 退職手続きが大変
転職活動自体も大変ですし、内定が出た後も退職手続きなどが控えています。
そのようなことを想像しているうちに、だんだんめんどくさくなってしまうのです。
世の中の転職者の声
世の中の転職者の生の声として、以下のような意見が見られます。
常に仕事辞めたい働きたくないと思ってるけど、それに伴う転職活動も嫌すぎる。求人探したり面接したり履歴書や職務経歴書の作成等々もう全部がめんどくさい。Twitter
世の転職できた人、ほんとうに偉いし尊敬する。転職先を探し、めんどくさい役所の手続きをし、年金や保険を払い、職務経歴書を書き履歴書を書き、企業研究をし、面接に挑むわけでしょ?ほんとうにすごいので、転職をした人みなさん、えらくてすごいのですよ。Twitter
転職勢にお伝えしたいのが、転職活動より退職手続きの方が10000000倍めんどくさいということです。Twitter
転職活動を自動化する5つの裏技【めんどくさいを解決】
「転職活動は、忙しくて大変だ…」
多くの人は、そのようにグチりながらも真面目に転職活動にのぞんでいます。
ちょっとあやしい言い方をしてしまいましたが、実際このような仕組みは作れます。
もったいぶってもしょうがないので、転職活動を自動化する5つの裏技をご紹介します。
①転職エージェント
転職エージェントは、すでに使っている人も多いのではないでしょうか?
逆にまだ使っていない人は、それだけで周りに遅れを取っている状態といえます。
以下は当サイトが独自に実施したアンケート結果です。
参考:リクルート、マイナビ、doda比較【100名アンケート公開】
アンケート:転職エージェントを利用してよかった?
「どちらかといえば利用してよかった」という人も含めると、実に9割の人が転職エージェントを利用すべきと考えているのです。
転職エージェントとは
転職エージェントは、求人探しから、面接対策、年収交渉まで、一連の転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。
あなたに担当者が1人付き、その人が常に転職活動をサポートしてくれます。
転職エージェントのメリット・デメリット
主なメリットとデメリットは、以下です。
メリット | デメリット |
・自分に合った求人が自動で集まってくる ・日程調整や内定辞退等を代行してくれる ・無料で利用可能 |
・担当者に当たり外れがある ・色々な企業を受けさせられる場合がある ・エージェントとのやりとりに時間を要する場合がある |
あなたがプライベートの時間を楽しんでいる間も、転職エージェントが求人探しや選考の日程調整を進めてくれます。
一方で、転職エージェントのデメリットとしては、色々な企業を受けさせられるリスクがあります。
ただこの点も、自分の意志をしっかり伝えるようにすれば解決できます。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
参考:【簡単】転職エージェントの賢い使い方【結論:自分本位でOK】
おすすめ転職エージェント
僕自身、これまでいくつも転職エージェントを使ってきました。
結論、以下の大手サービス3社は担当者の外れも少なくおすすめです。
-
⇨利用者満足度が高く、僕の利用経験からもイチオシ -
⇨20代の若手向け求人に強い※マイナビのプロモーションを含みます。
-
⇨シェア・求人数No.1、幅広く検討したい人にピッタリ
これらのサービスについては、以下の記事で1万件の口コミを評価しているので、安心してご利用ください。
参考:【1万件の口コミを分析】AIが導いたNo.1転職エージェント
転職エージェント登録手順
僕がこれから転職活動をするなら、サービスの質が最も高いと感じているdodaを使います。
ここではdodaを例にして、具体的な登録手順を解説します。(最短3〜5分で完了します)
手順①:会員登録情報の入力
公式サイト「doda」にアクセス。
会員登録欄があるので、「名前、メールアドレス、登録パスワード」を入力。
入力が完了したら、右下のオレンジのボタンをクリック。
手順②:会員登録情報の入力(続き)
続いて、以下のような画面で、個人プロフィールや学歴、職務経歴を入力。
いくつか項目がありますが、とりあえず必須項目だけ入力すればOKです。(登録後に何度でも修正できます)
また転職エージェントと一緒に、「スカウトサービス」に申し込むこともできます。
スカウトサービスについては、後ほど解説しますが、いっぺんに情報が来すぎてもめんどくさいので、「希望する」のチェックは外しておきましょう。
手順③:エージェントサービス利用情報の入力
ここまでくれば、あと少しです。
続いて、エージェントからサポートを受けるための情報を入力します。
以下の情報を入力する必要がありますが、その中でも必須項目のみ入力すればOKです。
- 連絡先
- 学歴・語学力・資格
- 転職活動状況
- 職務経歴
- 直近の職務経歴
- 希望条件
なお、手順①、②で入力済みの内容は引き継がれるので、入力不要です。
一通り入力したら、最後に一番下のオレンジのボタンをクリックすれば無事完了。
あとは1週間以内にメールもしくは電話で連絡が来るので、エージェントと初回面談の日程調整をしましょう。
②スカウトサービス
転職エージェント以上にラクをできるのが「スカウトサービス」です。
スカウトサービスでは、もはや自分から求人探しをする必要がありません。採用したい企業側から、あなたに声をかけてくれるのです。
スカウトサービスとは
スカウトサービスとは、あなたの経歴やスキルを登録しておくことで、あなたに魅力を感じた企業からスカウトが受けられるサービスです。
スカウトサービスの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・何もせずに選考に進むことができる ・書類選考などが免除になる場合がある ・無料で利用可能 |
・自分が希望する企業を選べない ・興味がない企業からもスカウトが届く ・一定以上の年収がないとサービスを受けられない場合がある |
転職エージェントよりも受け身でラクな分、興味がない企業からのスカウトが来てしまうイメージです。
高年収でないと使えない?
サービスにもよりますが、ある程度の年収やスキルがある人でないと、スカウトが来ない可能性があります。
あくまで目安ですが、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトといった大手のサービスを利用する場合、年収500万円がラインになるかと思います。
dodaの場合、本記事で解説した手順の「スカウトサービスを希望する」にチェック入れれば、同様のサービスを受けることができます。
\高い利用者満足度(3分で登録完了)/
doda
無料登録(公式サイト)はこちら
おすすめスカウトサービス
おすすめのスカウトサービスは以下の2社です。
どちらもハイクラス向けのサービスにはなりますが、キャリアアップにつながる優良企業を紹介してもらえる可能性が高いです。
それぞれのサービス違いは、以下の通りです。
ビズリーチ | リクルートダイレクト スカウト |
|
主な対象年代 | 30代〜50代 | 20代〜50代 |
主な対象者 | ハイクラス人材 年収500万円以上 |
ハイクラス人材 年収600万円以上 |
求人年収 | 求人の3分の1以上が 年収1,000万円以上 |
年収800〜2000万円 求人多数 |
登録会員数 | 152万人以上 (2022年6月時点) |
非公開 |
ヘッドハンター数 | 約5100名 (2021年1月時点) |
4300名以上 (2022年5月時点) |
登録審査 | あり | なし |
利用料金 | 基本無料 (一部有料プランあり) |
完全無料 |
スカウトサービス登録手順
優良求人と出会いたいという目的であれば、ビズリーチがおすすめです。
ビズリーチを例にして、具体的な登録手順を解説します。(最短3〜5分で完了します)
手順①:事前登録情報の入力
公式サイト「ビズリーチ」にアクセス。
(1)「会員登録無料」をクリックすると、新規会員登録画面に移るので、メールアドレスを入力。
(2)メールアドレスに認証コードが届くので、そちらを認証コード画面で入力。
(3)パスワード設定が求められるので入力。
手順②:基本情報の入力
画面に沿って基本情報を入力します。
入力項目は以下です。(選択式なので簡単に入力できます)
- 現在の年収
- 性別
- 住んでいる都道府県
- 生年月日
- 語学レベル
- 最終学歴
- 氏名(※サービス上では公開されません)
- 電話番号
- 転職経験の有無
- 転職希望時期
- 直近の在籍企業(※サービス上では公開されません)
- 在籍企業の業種
- 在籍企業の職種
- 在籍企業での業務内容
手順③:詳細情報の入力
画面に沿ってスカウトを受けるためのより具体的な詳細情報を入力します。
入力項目は以下です。
- 直近の年収
- マネジメント経験
- 今まで経験した業種
- 今まで経験した職種
- 職務経歴
- 希望年収
- 希望の業種
- 希望の職種
- 希望の勤務地
- 興味がある働き方
- 保有している資格・免許
- 表彰事項
- 保有スキル
- キャリアの職務要約
- 特記事項
以上で無事登録完了です。
あとはスカウトから連絡が来るのを待つのみ。お疲れ様でした!
③口コミサイト
興味がある会社が見つかったら、あとは選考をがんばるのみ。
…と思いきや、実はもう一つ重要な作業が残っています。
求人情報は疑ってかかるべし
企業が公開している求人は、良いことしか書かれていません。
「年収〇〇万円〜」、「アットホームな職場」。
そのような魅力的な求人情報に惹かれて入社したは良いものの、いざフタを開けてみたらブラック企業だった。。
そのような事態は避けたいですよね?
口コミサイトとは
口コミサイトとは、その会社に在籍しているもしくは過去に働いていた社員が会社の口コミ情報を書くサイトです。
通常、会社の実態を知るためにはOB・OG訪問をしたり、会社に現場見学を依頼したりする必要があります。
ただ、これもなかなか労力がかかります。。
利用時の注意点
僕自身、転職会議などいくつかの口コミサイトに登録しています。おすすめは以下です。
これまで働いてきた2社の情報も確認しましたが、大体実態と合っているため使う価値はあるといえます。
ただ、ここで1つ注意すべき点があります。
このようなサイトは通常、会社を辞めて、転職を考えている人が訪れます。
すなわち今の職場に何かしらの不満を抱えているということ。そうすると自社について書き込む際も、自然とネガティブな内容になる傾向があるのです。
なので、口コミを確認する際は以下を心がけましょう。
- 同じ会社に関する複数の口コミを比較
- 同じ業界の別会社と口コミを比較
このように比較対象をおくことで、口コミの正しさが把握できます。
口コミサイト登録方法
僕が特におすすめしている転職会議の登録方法を解説します。
(1)公式サイト「転職会議」にアクセス。
(2)画面右の「会員登録(無料)」をクリックし、「メールアドレス」もしくは「Google/Yahoo/Twitterアカウント」で登録。
(3)画面に出てくる以下質問に回答。(任意項目は一旦飛ばしてOKです)
- 転職検討度
- 転職希望条件(年収、勤務地、業界・職種)
- プロフィール(性別、生年月日、居住都道府県、年収、最終学歴)
- 保有スキル
- 職歴
- 転職エージェント登録(「辞退する」ボタンでスキップ可能)
これで無事登録は完了です。
あとは興味がある会社を検索し、実態を調べてみましょう。
④Googleアラート
面接を受ける際は、事前にその会社のニュースを調べておく必要があります。
最近始めた新サービス、開発中の新技術、社長が語る経営ビジョン、などなど。
ホームページやニュースサイトをめぐって情報収集しておくことで、面接でのアピールにもなります。
そんな人におすすめなのが、「Googleアラート」です。
会社の情報を自動収集
企業名をキーワード登録しておくことで、その会社がプレスリリースを出したり、ニュースで取り上げられるたびに、情報が自動で送られてきます。
Googleアラート登録方法
Googleアラートの登録方法は以下の通りです。
(1)設定ページ「Googleアラート」にアクセス。(※Gmailのアカウントを持っていることが前提になりますので、お持ちでない人は事前に登録ください)
(2)検索欄に調べたい会社の名前を記入。記入後に「アラートを作成」をクリック。
これだけで登録完了です。
あとはその企業に関する新たな情報がネットに出現するたびに、1日1回自動収集した情報がメールで送られてきます。
⑤退職代行サービス
無事に内定をつかみ取り、転職活動を終えたあなた。
実はもう1つ解決しないといけない課題があります。
具体的には、以下対応が必要です。
- 上司に退職の意思を伝え、承認してもらう
- 退職届の提出
- 退職の事務手続き、引き継ぎ
この中で最もやっかいなのが、「退職の意思を伝えること」です。
退職トラブルは多い
退職時に引き止めにあうケースは少なくありません。
あるアンケート結果によると、退職者の62.4%が会社からの引き止めにあい、そのうちの17.7%がトラブルに発展しているとのこと。
中には引き止めにより、退職を諦めてしまう人もいます。
一度退職の意思を示した人は「いつ退職するか分からない人」というレッテルを貼られます。
その結果、重要な仕事を任されなくなり、出世も遠のいてしまうのです。
スパッと辞めたい人は退職代行サービスを利用すべき
ここから先は「退職の意思を伝えるのが辛い、もしくは難しい」と考えている人だけご覧ください。
退職代行サービスとは、その名の通り、退職に関わる面倒な作業をすべて代行してくれるサービスです。
退職代行サービスの流れは、以下の通りです。
- ①無料相談
- ②依頼・支払い
- ③業者による退職交渉
- ④貸与物返却
- ⑤完了
退職代行サービスと契約したら、翌日以降一切出社することなく会社を辞めることができます。
もちろんこのようなサービスを使わず、平和に辞めることができればそれがベストです。
ただ、中には上司との関係がこじれてしまっている人や、引き止めにあってなかなか退職させてもらえない人もいます。
それであればいっそのこと退職代行サービスを使って、スパッと辞めてしまった方がよいでしょう。
おすすめ退職代行サービス
退職代行サービスは、信頼と実績が重要です。
弁護士と連携しているサービスや、十分な実績があるサービスを利用しましょう。
具体的には、以下のサービスから選べば間違いありません。
これらのサービスについては、以下の記事で1万件の口コミを分析したので、安心してご利用いただけます。
参考:【1万件の口コミを調査】タイプ別おすすめ退職代行サービス
退職代行サービスの相場は、3万円程度と決して安くはありません。
ただ、退職がこじれたときの辛さは、3万円どころの話ではありません。
自分の心と相談し、利用すべきかどうか判断しましょう。
参考:退職を切り出せない人の3つの選択肢【ここから選べばOK】
「めんどくさい」を乗り越えると差別化になる話
その通りです。
ただその分、自動化によってめんどくささを乗り越えることができれば、それだけで他の転職者から一歩リードすることができるのです。
多くの転職者は、めんどくささから一部妥協しながら転職活動を進めています。
転職者が妥協してしまうポイント
- 求人を調べ切る前に妥協して応募
- 本当に良い企業か調べずに選考に進む
- 十分な企業研究を行わずに面接に臨む
このように妥協することで、合格率は下がります。
一方、本記事で紹介した5つの方法を使えば、上記のような問題は、努力せずとも自然とクリアできます。
まとめ:めんどくさい転職活動は自動化で解決
本記事では、転職活動がめんどくさい理由や、自動化してラクをする具体的な方法を解説しました。
転職活動を自動化する方法
- 転職エージェント
- スカウトサービス
- 口コミサイト
- Googleアラート
- 退職代行サービス
転職がうまくいくかどうかは、努力量ではなく、取り組み方で決まります。
まずは本記事で紹介した5つの方法を実践し、コスパ良く、自分の理想の働き方をつかみましょ。
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