転職に資格がいらない3つの理由【結論:実はコスパが悪い】

転職で資格いらない 転職Q&A

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資格はゼロだけど転職できるかな」、「取るにしても勉強するヒマがない…

「目立った資格もないし、自分は転職できないのではないか」、そのように考えている人もいるかと思います。

結論、転職に資格は必要ありません

僕は会社の採用活動に携わっていますが、資格を持っていない転職者は多いです。

もちろん履歴書を確認する際に目は通しますが、資格欄が空欄だからといって正直あまり気にしません。

転職を成功させるためには、資格以上に重要なポイントがあります

本記事では、以下について詳しく解説します。

チェスコ
本記事の内容を実践いただき、コスパ良く転職の合格率をアップさせましょう!

資格が必須の職業

資格必須

さっそく前提をくつがえすようですが、世の中には一部、資格がないと働けない職業が存在します。

このような資格を「業務独占資格」とよびます。

これらの資格が必要な職業を目指している人は、この先読み進めても無駄なので、初めに確認しておきましょう。

一部にはなりますが、以下に代表的な職業を記載します。

  1. 医者
  2. 看護師
  3. 薬剤師
  4. 弁護士
  5. 公認会計士
  6. 税理士
  7. 弁理士
  8. 建築士
  9. 教員 等

これらの職業を目指している人は、資格を取る以外に選択肢がありません

なので迷うことなく、資格取得に励んでください。

転職に資格がいらない3つの理由

資格いらない理由

前述の特定の職業を除けば、基本的に転職に資格はいりません。

理由は以下です。

  • 資格を重視しない企業が多い
  • 資格はあくまで説得力を増す手段
  • 資格取得はコスパが悪い

 

資格を重視しない企業が多い

採用時に企業が重視する項目について、以下のようなアンケート結果があります。(青のグラフ:企業の回答)

転職重視項目

就職白書2019

「取得資格」は、全体の9.5%の企業しか重要視していないことがわかります
※本アンケートは新卒採用に関するものですが、中途採用でも同じ傾向だと考えられます。

応募要項に「必須資格」として記載されていれば話は別ですが、それ以外の場合、資格はほとんど重要視されていないのです

 

資格はあくまで説得力を増す手段

資格は何のプラスにもならないわけ?

意味がないわけではありません。

資格は、応募者がスキルや知識を有していることの証明であり、アピール内容の説得力を高める効果があります。

ただ、説得力を高める手段は資格だけではありません

ここで、IT企業の面接を受けると仮定して、以下3つのアピール内容を比較してみましょう。

  1. A:「所属部署では誰よりもパソコンが得意でした
  2. B:「基本情報技術者の資格を持っています
  3. C:「基幹システムの開発に携わっており、趣味でアプリ開発も行っています

Aは、この中で最もアピール効果が低いでしょう。所属していた部署のITレベルが分からないですし、パソコンが得意という表現もあいまいです。全体的に抽象度が高い点がマイナスだといえます。

Bは、資格のアピールにより、一定程度の知識を有していることが伝わります。ただし、実務レベルの知識や技術があるのかは判断できません

Cは、実務での経験を有していることが伝わります。更にプライベートでもITに携わっている点が説得力を増しています

結論として、僕が面接官であればCの方を採用します

転職において、資格がプラスに働く場合ももちろんあります。

ただ、それ以外にも説得力を増す手段はいくらでもあることを理解しておきましょう。

 

資格取得はコスパが悪い

誤解のないように述べますが、資格を取得すること自体は決して悪いことではありません。

お伝えしたいのはあくまで「転職のために資格を取得するのは非効率である」ということです。

資格取得の良い点は、目標を立てて学習することで知識が深まる点です。

試験に合格するためには、多くの時間を割いて学習する必要があります。そしてその過程で得られる知識自体に価値があるのです。

もしも転職を有利にするためだけに資格を取得しようと考えているのであれば、コスパが悪いのでおすすめしません

この後説明しますが、より短期間で効果が得られる方法もあります

資格以外の有効なアピール方法

資格以外アピール

資格取得には時間がかかります。

より短期間で転職の成功率を上げる2つのアピール方法をご紹介します。

 

プライベートで業務と関連した活動を行う

この点に関しては、前述のアピール文にすでに含まれています。

「基幹システムの開発に携わっており、”趣味でアプリ開発も行っています“」

プライベートでも業務に関わる分野に取り組んでいるというのは、実はとても説得力があります

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、自らの意思で進んで学習している人が結局一番強いのです

なので、ちょっと計算高いかもしれませんが、どうしても入りたい会社があったら、そこの業務に関わる内容を趣味にしてみるのもありかもしれません

ちなみに僕の場合は、IT業界に転職したいと考え、趣味としてIoTの電子工作を始めました。

 

会社の最新ニュースや業界動向を調査する

僕自身、採用活動で面接官を担当することがあります。

応募者の経歴や能力、人柄などを総合的に見て判断しますが、「自社に対する関心の高さや熱意」は確実にプラスになります。

例えば、最新のプレスリリースに目を通していたり、会社の歴史を知っていたら、それだけで「ウチの会社に関心がありそうだし、志望度が高いのかな…」という印象を受けます。

面接官も一人の人間。自社への関心の高さは嬉しいものです。

志望企業に関する調査は、長くても数時間から半日程度しかかかりません。

それにも関わらず資格以上のアピール材料になるため、ぜひ欠かさずに取り組んでいただけきたいと思います。

このほかの面接でのアピール方法については、「【合格基準を解説】転職における面接対策のポイント3つ」を参考にしてください。

まとめ

転職資格まとめ

本記事では、「転職に資格がいらない理由」を解説しました。

 資格がいらない3つの理由 

  • 資格を重視していない企業が多い
  • 資格はあくまで説得力を増す手段
  • 資格取得はコスパが悪い

繰り返しになりますが、資格を取ること自体は自分のレベルアップにもなりますし、有意義な活動です。

ただ、こと転職に関しては、必ずしも必須ではないのです

自分の魅力を最大限にアピールするために何をすべきか、色々な視点で考えてみましょう

チェスコ

大手メーカー入社⇨やりがいが見出せずITコンサルに転職⇨激務&働き方の違いに適応できず休職⇨2回目の転職を目指すも断念⇨社内異動をきっかけに好転⇨「働き方のコツ」をつかみ、30代前半で年収1000万円達成。現在は会社の採用・教育活動にも従事。天職のつかみ方解説サイト『ジョブケーション』を運営。
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コメント

  1. 1sdvi5

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