仕事を他人事に捉える人が損する理由【結論:トラブルが増えます】

仕事-他人事 働き方

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仕事なんてどうでもいい」、「できるだけ深く関わらずにラクしたい」。

人は誰でも面倒なことは避けたいもの。

「仕事はお金を稼ぐ手段」と割り切り、最小限の関わりで済ませたい人もいるでしょう。

実は仕事を「他人事」に捉えている人ほど、トラブルに巻き込まれやすい傾向があります

これは僕自身の実体験でもそうですし、会社の採用活動や、後輩の育成に携わってきた経験からも明らかです。

本記事では、以下について詳しく解説します。

  • 仕事を他人事に捉える人が損する理由
  • 他人事と自分事の違いとは?
  • 仕事を他人事に捉えてしまう原因と解決策
チェスコ
本記事の内容は、自分自身だけでなく、部下の指導にも活用できるので、参考にしてみてください

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仕事を他人事に捉える人が損する理由

損する理由

意外かもしれませんが、仕事を他人事に捉えている人ほど損する傾向があります

理由は以下です。

  • 予期せぬ仕事が急に降ってくる
  • 仕事の質が上がらず、トラブルを起こしやすい
  • 周りからの評価が低くなる

 

①予期せぬ仕事が急に降ってくる

仕事に対して受け身の人は、依頼を受けて初めて作業が生じます。

このような働き方だと、自分で仕事の量や内容をコントロールすることができません

そのため、早く上がろうとしていたのに急に仕事が降ってきたり自分が適任でない不慣れな仕事を任されてしまう場面が多くなります

誰でもそうじゃないの…?

仕事に対して主体的に取り組んでいる人、すなわち仕事を「自分事」にしている人は、このような事態を回避できる可能性があります。

具体的には、早い段階から仕事の全体像を把握しておくことで将来の作業計画が立てられたり、日頃からやりたい仕事を上司にアピールしておくことで適性のある仕事を任されたりするのです。

 

②仕事の質が上がらず、トラブルを起こしやすい

仕事を他人事に捉えている人は、与えられた作業の背景や意義、進め方などについて、積極的な情報収集を行いません。

その結果、どうしても仕事の質が上がらず、ミスやトラブルを起こしてしまいます

真面目に取り組んでいるはずなのに成果が上がらない人は、このパターンに陥っている可能性があります

 

③周りからの評価が低くなる

以下は「部下に伸ばしてほしい能力」に関するアンケート結果です。
(※グラフを触ると詳細が表示されます)


1位の「当事者意識」は、すなわち仕事を自分事にするということ。

このように上司からしても、部下の仕事の捉え方は重要視されているのです。

仕事を他人事に捉えていると、周りから「消極的」または「責任感がない」と評価されます。

人は感情で動く生き物です

同じ成果を上げていたとしても、より積極的・責任感を持って取り組んでいる人の方が高い評価を受けるものです。

出世に興味がない人は、周りの評価などどうでもいいと考えるかもしれません。

ただ評価が低いと、周りの目が冷たくなり、だんだん働きづらくなってしまうため要注意です

参考:「仕事で評価されない、辞めたい…」会社の評価の3つの真実

他人事と自分事の違いとは?

他人事と自分事

仕事に対する「他人事」と「自分事」の違いとは何でしょうか?

主な違いは以下になります。

他人事 自分事
失敗しても関係ないと考える どうすれば成功できるか考える
与えられた仕事しかしない 自ら課題解決に取り組む
仕事内容を表面的に理解 仕事内容を深く理解
自分のために仕事をする チームのために仕事をする

さらに簡単にまとめるなら、以下と言えるでしょう。

  1. 他人事→最小の労力で合格ラインぎりぎりを目指す人
  2. 自分事→チームとして成果を上げるために尽力する人

一見、他人事の意識で働いた方がコスパが良さそうに思えますね。

ただこのような姿勢だと、結局合格ラインすら満たせなくなってしまうのです

あなたの周りで仕事ができる人を想像してみてください。その人は、仕事を自分事に捉えて、積極的に行動していないでしょうか?

仕事を他人事に捉えてしまう原因と解決策

自分事で得する

仕事を他人事に捉えてしまう原因

仕事を他人事に捉えている人は、以下のいずれかの傾向に当てはまるかと思います。

  • 責任を負いたくない、ラクをしたい
  • 自分に自信がない
  • 長期的な視点を持っていない

責任を負いたくない、ラクをしたい

働くことに重きを置いていない人は、責任を負わずにラクをしたいと考えます。

その結果、最小限の労力で与えられた仕事だけをこなそうと考えます。このような仕事の仕方だと、なかなか当事者意識は生まれません。

自分に自信がない

周りのためになりたい、貢献したいという想いは強くても、自信のなさから行動を起こせないという人もいます

仕事を自分事に捉え、積極的に行動を起こすと、今以上の仕事量や責任を負うことになります。

そのような事態になることを想像した結果、「自分では対処できないかも…」と不安になってしまうのです。

長期的な視点を持っていない

他人事の働き方とは、言い換えると「目の前のことだけに集中した働き方(短期的な視点)」です。

長期的な視点があると、「今取り組んでいる作業以外にもあれをやっておいた方がいいな」とか「このやり方だといずれ他のメンバーが困るな」など、プラスアルファの行動が生まれます。

その結果、チームに貢献することができるのです。

このような考えが浮かばない人は、物事を長期的に捉えられていない可能性があります。

 

仕事を自分事として捉える方法

それでは、どうすれば仕事を自分事として捉えることができるのでしょうか?

ポイントは、行動の変化と成功体験の積み重ねです。

僕自身、若手のときに上司から散々仕事への取り組み方について話を聞かされました。

ただその言葉で、何かが変わったことは一度もありません。

人が大きく成長するのは、いつもと異なる行動を起こして成果が出たとき、すなわち「成功体験を積んだとき」です。

ここで自分事への意識変革につながる、具体的な行動例を3つご紹介します。

  1. 仕事の背景や取り組み意義を理解する
  2. 課題解決に積極的に取り組む
  3. 1日1回チームのためになる行動をする

上記のうち1つでいいので、明日から取り組んでみてください。

そうすることで、今までと仕事の見え方が変わったり、周りからの信頼が上がるなど、少しずつ変化が生じるはずです。

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小さな変化の積み重ねが大きな成果を生み、自分事として捉えることの価値を実感できるようになります

上記の行動が取り組みづらいという人のために、より多くの具体例をまとめたリストを作成しました

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参考:仕事の捉え方ひとつで人生は変わる【やれることは2つだけ】

まとめ

他人事まとめ

本記事では、仕事を他人事に捉えると損する理由やその改善策について解説しました。

 ポイント振り返り 

  • 他人事→最小の労力で合格ラインぎりぎりを目指す人
  • 自分事→チームで成果を上げるために尽力する人
  • 結論:自分事に捉えた方が得をする

長い社会人生活、仕事を有意義な時間にするに越したことはありません。

「自分事」の意識を高め、生き生きと働ける環境を築いていきましょう

チェスコ

大手メーカー入社⇨やりがいが見出せずITコンサルに転職⇨激務&働き方の違いに適応できず休職⇨2回目の転職を目指すも断念⇨社内異動をきっかけに好転⇨「働き方のコツ」をつかみ、30代前半で年収1000万円達成。現在は会社の採用・教育活動にも従事。天職のつかみ方解説サイト『ジョブケーション』を運営。
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